ソーラーパネルで発電をおこなうとき、何に気を付けるべきか、知っていますか?
発電容量が大きいものを取りつけることも重要ですが、どんなに性能のいいソーラーパネルを設置しても、屋根の形状や、方角を間違えてしまうと、大きな損をしてしまう可能性があります。
この記事では、ソーラーパネルを設置するときに気を付けなければいけない、屋根の形状や方角について、詳しく解説していきます。
ソーラーパネルの発電を効率的におこないたい方は、ぜひ参考にしてください。
電気代を削減したい方へ
今なら太陽光・蓄電池の補助金が最大300万円!11,000棟の実績と20年保証で安心の太陽光発電。 戸建てなら電気代が最大500万円も削減できます。まずは無料でプロに相談してみませんか?
【即日対応可能】補助金で太陽光はいくら安くなる?
「太陽光発電」ソーラーパネルの仕組みを理解しよう
太陽光発電の代表格であるソーラーパネルですが、どのような仕組みで発電ができるのでしょうか?
ここでは、以下の内容について解説していきます。
- ソーラーパネルの仕組み
- ソーラーパネルの発電量の計算方法
- 発電できる電気の量は?
- ソーラーパネルだけで電気代は補えるの?
それそれ、確認していきましょう。
ソーラーパネルの仕組み
ソーラーパネルは、太陽の光を集めて発電する装置のことをいいます。
太陽の光を電気に変換する「太陽光電池」が集まったものが、ソーラーパネルです。
屋根などに設置したソーラーパネルに、太陽の光が当たることで、「光電効果」という現象が発生します。
光電効果で発生した電子が、導線などを経由し、電気の流れを発生させることによって、電気を作っています。
ソーラーパネルの発電量の計算方法
ソーラーパネルで発電される電気の量は、以下のような計算式で算出することができます。
出力容量 ( kW ) × 時間( h )
この計算式で求められた単位を「kWh( キロワットアワー )」といい、1時間にどれだけの発電ができるのか、分かるようになります。
太陽光発電協会 (JPEA)の公表によると、設置容量1kWhあたり、年間で約1,000kWh、1日で約2.7kWhと言われています。
発電できる電気の量は?
一般的な5.1kWのソーラーパネルを屋根に設置した場合、年間で約5,100kWh、1日に換算すると、約13.8kWhの電気を発電することができます。
ただし、天候や設置条件により、多少の変動があります。
ソーラーパネルだけで電気代は補えるの?
一般的な家庭の場合、年間で使用する電力は、約4,300から5,000kWhといわれています。
設置容量が5.1kWのソーラーパネルを設置した場合であれば、年間5,100kWhの電気を発電することができるので、年間の電気代を補うことは可能です。
しかし、1日に発電する電気を、その日にすべて使い切ることができないケースもあります。
使い切れなかった電気は、蓄電池がなければ貯蓄することができないので、売電するか、捨てることになります。
無駄なく電気を使いたい場合は、蓄電池の設置がおすすめです。
電気代を削減したい方へ
今なら太陽光・蓄電池の補助金が最大300万円!11,000棟の実績と20年保証で安心の太陽光発電。 戸建てなら電気代が最大500万円も削減できます。まずは無料でプロに相談してみませんか?
【即日対応可能】補助金で太陽光はいくら安くなる?
家の屋根の形でソーラーパネルを選ぼう!
ソーラーパネルは、基本的に屋根へ設置します。
住宅の屋根も、地域やデザインによっては形状が異なり、誰もが同じソーラーパネルを設置すればいいというわけではありません。
ソーラーパネルを選ぶときには、住宅の屋根の形状にあったものを選ぶことが大切です。
それぞれの屋根の形状をもとに、ソーラーパネルの選び方を確認してみましょう。
①一般的な「切妻屋根」
2枚の屋根で構成された、一般的な三角屋根のことをいいます。
耐久性があり、雨漏りに強く、メンテナンスがしやすいという特徴があります。
ソーラーパネルを設置する場合は、屋根が南側を向いていれば南側に、どちらの屋根も南側を向いていない場合は、東西のどちらにも設置することで、発電量を多くすることが可能です。
②1枚の板「片流れ屋根」
1枚の屋根で構成され、一方にのみ傾斜のついた屋根のことをいいます。
施工コストが低く、雨漏りにも強いです。
設置できる面積が広いので、切妻屋根よりも、多くのソーラーパネルを設置することができます。
ソーラーパネルをメインで考えた住宅づくりの場合は、片流れ屋根がおすすめです。
③ピラミッド型「寄棟屋根、方形屋根」
三角形、または台形の屋根を4枚組み合わせた屋根のことをいいます。
屋根は、東西南北のどの方角にも面しているので、南側にソーラーパネルを設置するようにしましょう。
設置できる面積は少なくなってしまいますが、三角形のソーラーパネルを駆使することで、なるべく多くのソーラーパネルを設置し、発電量を多くすることができます。
設置前には、業者と相談するようにしましょう。
④真っ平らな「陸屋根」
1枚の屋根で構成された、水平な屋根のことをいいます。
「平屋根」ともいい、傾斜が全くないため、雨水がたまりやすいという特徴があります。
ソーラーパネルを設置する場合、たまった雨水が原因で故障、感電の危険性があるので、防水処理が必須です。
場合によっては、ソーラーパネルの設置自体が難しいケースもあるので、必ず業者へ依頼するようにしましょう。
⑤耐雪設計「無落雪屋根」
屋根の形状が特殊で、中央に向かって凹んだ形状をしているのが特徴です。
積雪の多い地域で採用された屋根で、屋根に積もった雪が外側へ落雪しにくい構造になっています。
凹んでいる中央部には、排雪用のダクトが設置されており、雨や溶けた雪が排出されるようになっています。
しかし、雪が溶け残ってしまった場合、陸屋根と同様に、故障や感電の危険性があるので、必ず業者へ依頼するようにしましょう。
電気代を削減したい方へ
今なら太陽光・蓄電池の補助金が最大300万円!11,000棟の実績と20年保証で安心の太陽光発電。 戸建てなら電気代が最大500万円も削減できます。まずは無料でプロに相談してみませんか?
【即日対応可能】補助金で太陽光はいくら安くなる?
ソーラーパネルの設置に最適な屋根の方角は?
ソーラーパネルを設置するときには、屋根の形状が重要であることがわかりました。
次に重要なのは「設置するべき方角」です。
理想的な方角や、方角ごとの発電量について確認していきましょう。
最も理想的な方角は「南側」
1番理想的な方角は、「南側」といわれています。
日本では、東から太陽が昇り、西へと沈んでいくので、南側が1番、日照時間が長くなるからです。
南側は、日照時間が長く、強い太陽光を浴びることができるので、発電できる時間や電力量も多くなります。
ソーラーパネルを設置する方角ごとの発電量について
南側にソーラーパネルを設置したくても、周囲の環境や、屋根の形状によっては、難しい場合があります。
屋根にソーラーパネルを設置する方角と発電量を、以下にまとめました。
方角 発電量 南 ( 基準値 ) 100% 南西 96% 南東 96% 西 85% 東 85% 北 60〜65%
参考「屋根の【形状】と【材質】で変わる?太陽光発電システムとの相性とは?」
南側の屋根にソーラーパネルを設置した場合を基準すると、北側では約60%から65%ほどの発電量しか得ることができません。
また、ソーラーパネルを東西の屋根に設置する場合でも、南西や南東など、できる限り南側に寄せた方が、発電効率が高くなることがわかります。
設置するときには、方角の確認もチェックするようにしましょう。
電気代を削減したい方へ
今なら太陽光・蓄電池の補助金が最大300万円!11,000棟の実績と20年保証で安心の太陽光発電。 戸建てなら電気代が最大500万円も削減できます。まずは無料でプロに相談してみませんか?
【即日対応可能】補助金で太陽光はいくら安くなる?
【まとめ】屋根にソーラーパネルを設置する前には形状や方角を意識しよう!
ソーラーパネルは、決して安い買い物ではありません。
発電効率が悪いと、大きな損をしてしまいます。
そのようなことにならないように、ソーラーパネルを設置するときには、家の屋根の形状、周囲の環境、方角など、さまざまな情報から判断するようにしましょう。
しかし、自分で判断することは難しいので、まずは業者に相談することがおすすめです。
少しでも発電効果を高めるために、自宅の屋根に適したソーラーパネルを慎重に選んでいきましょう。
電気代削減の詳細をもっと知りたい方へ
太陽光発電と蓄電池の組み合わせで、さらなる節約が可能です。専門家が無料でアドバイスいたします。