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蓄電池増設のタイミングとは?【注意点からメリットまで解説】

公開日:
2025.01.30

最大90%も!太陽光発電でいくら電気代を削減できる?

  • 電気代が安くなる
  • 売電で収入UP
  • 災害時にも電気を使える

太陽光発電を取り入れる世帯が増えると同時に、蓄電池を追加で設置したいという要望も高まってきています。

家庭の電力消費が増えたり、停電時の備えをしっかり整えたいと考えたりする方も多いでしょう。

しかし、蓄電池を増設するにはさまざまな条件や注意点があり、事前に理解しておかないと工事後にトラブルになることもあります。
そこでこの記事では、蓄電池増設が必要なケースや、確認すべきポイント、増設で得られるメリット、さらに工事時の注意事項などをまとめます。
今後の省エネや電力の安定供給を考えるうえで、判断材料として役立てていただければ幸いです。

蓄電池増設が必要な5つのケース

蓄電池の増設を検討する理由は人それぞれですが、いくつか代表的なケースがあります。
たとえば、電力使用量が以前より増えたとか、停電に備えを厚くしたいなど、家庭の状況によっては増設による効果が大きいかもしれません。

ここでは具体例として5つのケースを挙げ、それぞれどんな状況だと増設を検討するべきかを解説します。

電力使用量の増加

家族構成の変化や在宅時間の増加によって、電力使用量が大幅に上がることは珍しくありません。

既存の蓄電池ではまかなえないほど消費電力が増えた場合、電力をためておく量を増やすために増設を考えるのも一つの手です。
特にエアコンやヒーターなどの使用頻度が高くなると、電気代が気になるところ。

蓄電池の容量を増やして夜間電力を活用できるようにすれば、家計負担を抑えやすくなるかもしれません。

停電対策の強化

台風や地震などの自然災害が増えている近年、停電に備える意識を高めている人は少なくありません。
既に蓄電池を導入していても、停電が長引いたり、家族数が多くて電力の消費が早かったりすると、容量不足に陥ることがあります。

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  • 災害時にも電気を使える

このようなリスクを減らしたいときは、新たに蓄電池を追加しておくことで、非常時に使える電力量を増やすことができます。
万が一のライフライン確保をより確実にしたい人にとっては、増設を検討する十分な理由となるでしょう。

売電収入の低下

太陽光発電を導入した当初は、売電価格が高く収益も期待できたかもしれません。
しかし年数が経つと、売電単価の引き下げなどで、売電収入が思ったほど伸びなくなることがあります。

そこで自家消費を増やし、余剰分を蓄電池にためてより効率的に利用するほうが得策になるケースもあるでしょう。
既存の蓄電池だけでは一日のうち活用しきれない場合、新たに増設して電力を多くため、売電に頼らず自宅でうまく使う方針に切り替えるのも一案です。

電気自動車の導入

電気自動車を自宅で充電するようになると、夜間や休日に使う電力量が一気に増える可能性があります。
その場合、夜に割安な電気を買ってためておき、日中は太陽光発電からの電力を使い、さらに必要な分は蓄電池で補うというスタイルが考えられます。

ただし、電気自動車があると消費量も増えるため、既存の蓄電池だけではパンクしてしまうことも。
車の充電と家庭内の電力を両立させるには、蓄電容量を増やすことが有効かもしれません。

太陽光発電の出力増加

もともと太陽光パネルの容量を小さめにしていたが、あとから増やしたり、より高効率のパネルに交換したりするケースもあります。
パネルの出力が上がると、そのぶん発電量も増えますが、蓄電池が小さいままだと売電に回す電力が増え、思ったほど自家消費ができません。

自家消費率を高めて電気代を下げたいなら、蓄電池の容量も合わせて増やすのが合理的です。
太陽光発電と蓄電池のバランスがうまく取れれば、より効率的にエネルギーを活用できるでしょう。

蓄電池増設前の3つの重要確認事項

では、増設に踏み切る前に、必ずチェックしておきたいことは何でしょうか。
既存の設備やスペースとの兼ね合いを見誤ると、後から追加工事が必要になったり、思わぬ費用がかさんだりします。

ここでは、増設の際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

既存システムとの互換性

すでに使っている蓄電池やパワコンが、新しい機器とちゃんと連動できるかどうかは非常に大切です。

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メーカーやモデルが異なると、通信方式や充放電の制御方法に差があり、互換性の問題が生じることがあります。

せっかく増設しても、どちらか片方しか機能しなかったり、保証が受けられなかったりする可能性もあるため、事前に専門業者へしっかり確認しておきましょう。

設置スペースの確保

蓄電池は屋内外に設置できますが、新たに増設する分のスペースが確保できるかどうかも重要です。

本体が大きくなれば、置き場所を工夫する必要がありますし、配管や通路の配置によっては工事が難しくなる場合もあります。

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また、外に設置するときは、雨風の影響を受けにくい場所にしなければいけません。
もし敷地が狭い場合、スリム型の機器や壁掛けタイプなど、形状を工夫したモデルを検討することも考えられます。

配線容量の確認

電力を扱う設備なので、家庭内の配線が増設による負荷に耐えられるかどうかを確かめる必要があります。

特に分電盤の容量が小さいと、蓄電池を追加しても正しく稼働しなかったり、安全面で問題が起こることがあります。
配線の太さや、ブレーカーの容量などを点検してもらい、必要に応じて交換や追加工事を検討するのが賢明です。

蓄電池増設で得られる3つのメリット

蓄電池を追加することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょう。

ただ容量を増やすだけではなく、経済面や安全性の面でも良い影響をもたらす可能性があります。
ここでは3つの主な利点を挙げ、増設がもたらすメリットをもう少し深く考えてみます。

蓄電容量の拡大効果

増設すれば、当然ながらためておける電力量が多くなります。

これによって、夕方や夜間の電力需要を補いやすくなり、電気料金が高い時間帯の購入量を減らせるかもしれません。
また、長時間の停電にも対応しやすくなるので、防災面の安心感がぐっと高まるでしょう。

家庭の事情に合わせて容量を選ぶことで、よりムダのないエネルギー利用が可能になります。

経済性の向上

蓄電池を増設して自家消費率を上げれば、電力会社から高い料金の電気を買わずに済む時間帯が増えるかもしれません。

売電価格が低下している状況なら、売電よりも自家消費を中心に設計した方が経済的に得をするケースがあります。

さらに、夜間料金が安いプランを利用して深夜に電気をため、昼間の高い時間帯は買わずに乗り切るといった運用も考えられます。
結果的に光熱費の削減が見込めるため、投資した分を長期的に回収しやすくなるでしょう。

システム冗長性の確保

蓄電池を2台以上稼働させる形になると、万が一片方に不具合が起きた場合でも、もう一方で最低限の電力をまかなえる可能性があります。

こうした冗長性(バックアップ体制)が強化されることで、安心して長期運用しやすくなる点もメリットの一つです。
ただし、異なるメーカーの機器を組み合わせるなら、保証やサポート面で注意が必要なので、事前にしっかり情報収集を行いましょう。

蓄電池増設工事の3つの注意点

最後に、実際に増設工事をするときに気をつけておきたいポイントを見ていきます。

既存の保証内容がどうなるのか、作業日程の管理や追加費用についてなど、工事前に知っておけば後悔を減らせるでしょう。
ここでは、よくある3つの注意点を順番に押さえます。

既存保証への影響

メーカーや施工店の保証は、特定の機器や工事内容を対象に設定されていることがあります。

増設によって配線をいじったり、パワコンを増やしたりすると、本来の保証が無効になる場合もあるので要確認です。
保証期間がどのくらい残っているのか、増設後のサポート体制がどうなるのかも含めて、事前に細かく説明を受けることをおすすめします。

工期と作業範囲

増設工事は既存の設備を活かしつつ新しい機器を取り付けるため、想定より作業が長引くことがあります。
配線の見直しや、壁や床の補強が必要になる場合もあります。

工期が伸びると人件費が増え、結果的に予算オーバーの原因になることもあるので、見積もりの段階で工期の目安をしっかり確認しましょう。
また、工事期間中は一時的に停電状態になる時間帯があるかもしれないので、日常生活への影響も考慮してください。

追加コストの詳細

工事をするにつれて、予期せぬ交換部品が必要になったり、屋内外の配線ルート変更が発生するかもしれません。

こうした追加費用は見積もりに含まれていない場合もあるため、事前にどのような条件下で追加料金が発生するのかを業者に尋ねておくと安心です。
さらに、今後のメンテナンス費や保証延長を希望するなら、そのオプション料金も含めて総額を把握しておきましょう。

まとめ

蓄電池の増設は、家庭の電力需要が上がったり、停電対策を強化したいときなどに有効な手段です。
既存のシステムとの互換性や設置スペース、配線容量などをしっかり確認したうえで、実際にどの程度の容量が必要かを見極めてください。

増設によって蓄電容量が増えると、夜間や停電時の安心感が増し、経済性も高まるメリットがあります。
ただし、メーカーの保証条件や工事にかかる追加費用など、注意すべき点も多いです。
自分の家庭に本当に合った計画を立てるためにも、専門家の意見を聞きながら慎重に検討してみてはいかがでしょうか。

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