ソーラーパネルと家庭用蓄電池、あなたの家にも導入してみませんか？
この2つのシステムがあれば、電気代の節約、災害時でも安心、FIT制度が終わっても心配無用です。
そんな魅力的なメリットを持つソーラーパネルと家庭用蓄電池ですが、導入する前に知っておきたいこともあります。
そこでこの記事では、2つのシステムを導入するときの注意点についてもしっかり解説。
この記事を読むことで、あなたにピッタリのシステムの選び方がよくわかります。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を導入するメリット3選
ここでは、以下のようなソーラーパネルと家庭用蓄電池を導入するメリットについて解説していきます。
- 電気代が節約できる
- 災害時に電気を確保できる
- 固定買取価格制度（FIT）が終了した後でも使える
それぞれ、確認していきましょう。
メリット①電気代が節約できる
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を組み合わせることで、電気代を大幅に削減することができます。
昼間の日光を利用して発電した電力を直接消費するだけでなく、余剰分を家庭用蓄電池に保存し、夜間や曇りの日でも自家発電した電力を利用することが可能です。
これによって、電力を購入する必要が少なくなり、電気代が減少します。
メリット②災害時に電気を確保できる
自然災害によって電気が停止することがありますが、ソーラーパネルと家庭用蓄電池を併用している家庭では、とても安心です。
家庭用蓄電池は、停電時に自家発電システムとして使え、冷蔵庫や電気など、必要最低限の電気製品を使い続けることができます。
災害時でも、最低限の生活の質を保つことが可能です。
メリット③固定買取価格制度（FIT）が終了した後でも使える
ソーラーパネルの固定買取価格制度（FIT）が終了すると、売電から自家消費へ切り替える家庭が多いです。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池があることで、FIT終了後も、持続的に電力を家庭で生成・利用することができるようになります。
電力会社からの電力購入に依存することなく、再生可能エネルギーを多く利用できるので、エネルギー部分を自立していくことが可能になります。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を導入するときの注意点3選
ここでは、ソーラーパネルと家庭用蓄電池を導入するときの注意点について解説していきます。
- 設置費用が高い
- 維持コストがかかる
- 設置スペースが必要になる
それぞれ、確認していきましょう。
注意点①設置費用が高い
ソーラーパネルと家庭用蓄電池の設置には、かなりの初期投資が必要です。
太陽光パネルと家庭用蓄電池設置には、合計で200万円から500万円の間のコストが見込まれることが多いです。
エネルギー効率を向上させるためのものなので、長期的な節約を見越しながら、検討していくことが重要です。
注意点②維持コストがかかる
ソーラーパネルと家庭用蓄電池のシステムは、設置後も継続的なメンテナンスが必要です。
特に家庭用蓄電池は、定期的な点検と保守が必要であり、これには年間数万円のコストがかかる場合があります。
これらのコストは、ソーラーパネルと家庭用蓄電池の寿命を伸ばすためにも必要です。
初期費用と併せて、見積もりを事前におこなっておきましょう。
注意点③設置スペースが必要になる
ソーラーパネルと家庭用蓄電池の設置には、十分なスペースが必要です。
通常、ソーラーパネルは屋根に設置されるのでスペースは気にしなくても良いですが、家庭用蓄電池の場合は、室内または室外に設置する必要があるので、注意しましょう。
敷地内のスペースが限られている場合は、設置前に十分な計画を立てることが重要です。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池がおすすめな家
ソーラーパネルと家庭用蓄電池がおすすめな家は、以下のとおりです。
- FIT価格の対象から外れている
- 昼間に外出が多い
- オール電化にしている
それぞれ、確認していきましょう。
おすすめ①FIT価格の対象から外れている
固定価格買取制度（FIT）とは、発電した電力を一定の価格で買い取る制度のことで、約10年間の期間があります。
対象期間が終了した家庭では、発電した電力を、売電から自己消費をすることが多いです。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を組み合わせれば、昼間に生成された電力を夜間も利用できるため、電力を購入することが少なくなり、電気料金の削減が見込めます。
おすすめ②昼間に外出が多い
家族が日中に外出することが多い家庭は、電力を作るピークタイムに在宅していないので、電力をそのまま電力会社に売るか、無駄にしてしまうことがあります。
しかし、家庭用蓄電池を設置することで、昼間に生成された電力を蓄えることができるため、夜間や早朝、家庭が最も電力を必要とする時間帯に使えます。
これによって、電気料金をより一層、減らすことが可能です。
おすすめ③オール電化にしている
オール電化の家は、調理、暖房、お湯の供給に至るまで、全てのエネルギー源が電力です。
このような家庭では、消費電力量がとても増えるため、電気代が高騰します。
そこで、ソーラーパネルと家庭用蓄電池を導入することで、電力の購入量を大幅に減らし、電気料金の節約が期待できます。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を選ぶときの3つのポイント
ここでは、ソーラーパネルと家庭用蓄電池を選ぶときのポイントは、以下のとおりです。
- 容量
- 種類
- 特定負荷型・全負荷型
それぞれ、確認していきましょう。
ポイント①容量
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を選ぶとき、最も重要なのは「容量」です。
家庭での電力使用量をきちんと計算し、容量を正確に見積もることが大切です。
また、夜間や雲の多い日でも電力を供給できる、十分な蓄電容量も必要になります。
ソーラーパネルの日中電力量を基にして、家庭用蓄電池の容量を選ぶようにしましょう。
ポイント②種類
家庭用蓄電池には、多くの種類があり、それぞれ特性があります。
例えば、リチウムイオン家庭用蓄電池は、長寿命であるため人気がありますが、価格が高めです。
一方、鉛酸家庭用蓄電池は価格が低いですが、サイズが大きく、重量も重いです。
家庭用蓄電池の種類ごとに、メリットとデメリットを理解し、家庭用にベストな物を選ぶようにしましょう。
ポイント③特定負荷型・全負荷型
家庭用蓄電池システムを選ぶときには、特定負荷型か全負荷型かを選ぶようにしましょう。
特定負荷型家庭用蓄電池は、家庭内の特定の回路や機器のみに電力を供給するシステムです。
これに対し、全負荷型家庭用蓄電池は、家庭内のすべての電力需要をカバーすることができます。
全負荷型はより高価ですが、特定負荷型のように一部の電化製品しか使えないのはとても不便なので、全負荷型がおすすめです。
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を購入するなら必ずプロに相談を！
ソーラーパネルと家庭用蓄電池を選ぶときは、販売店やメーカーなどの、専門家の意見を必ず聞くようにしましょう。
専門家は、地域の気候、住宅の構造や家庭の使用電力量からシミュレーションし、自宅に最適な、コスト効果の高いソーラーパネルと蓄電池を提案してくれます。
また、寿命や適切な容量をアドバイスしてくれるので、購入において、大きな失敗をすることがありません。
プロの相談を通じて、初期費用や運用コストを理解し、長期的にソーラーパネルと家庭用蓄電池を利用できるように、購入前には必ず助言を求めることが重要です。
