需要が高まっているソーラーパネルですが、実際の金額は、いくらぐらい必要なのでしょうか?
多くのメーカーがいろんな種類のソーラーパネルを販売しているなか、平均的な値段が分かりにくいと感じている方もいるかもしれません。
この記事では、最新のソーラーパネルの平均的な値段や、ソーラーパネルのみではなく、設置するまでの費用の内訳などを解説していきます。
これからソーラーパネルを設置したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
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ソーラーパネルのkWあたりの値段は?
ソーラーパネルの値段は、設置容量によって、値段が変動します。
経済産業省によると、1kWあたりの設置費用は、約28.8万円前後が相場です。
ソーラーパネルの一般的なサイズが、約5kWとすると、設置する値段は約144万円くらいだということになります。
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ソーラーパネルの値段は下がってきているの?
2012年当時、ソーラーパネルを設置するときの値段は、1kWあたり約43万円でした。
2024年現在では、1kWあたり約28.8万円と言われているので、2012年と比較すると1kWあたり約15万円も安くなっています。
大幅に値段が下がったのには、いくつかの理由があります。
どういった理由で値段が安くなっていくのか、確認していきましょう。
ソーラーパネルの需要が高まったから
2024年現在では、ソーラーパネルの普及が広がり、需要もどんどん高まっているので、生産性が高まり、大量に作られるようになりました。
当然、小売店での販売も多くなり、メーカーが市場に複数の商品を提供するように。
ライバルが多くなったソーラーパネルの市場では、他のメーカーに負けないよう、価格競争が激化したことで、年々値段が下降しているといわれています。
FIT制度が導入されたから
FIT制度とは「再生可能エネルギーの固定買取制度」のことをいい、再生可能エネルギーを一定の期間、電力会社が買い取ってくれる仕組みとなっています。
この制度ができたことにより、一般家庭にも、ソーラーパネルを取り入れるメリットが大きくなりました。
再生可能エネルギーの普及を目指す国と、一般家庭の双方にメリットが生まれたことで、ソーラーパネルの需要が高まったため、ソーラーパネルの価格が下がっていきました。
ソーラーパネルの容量ごとの値段と設置費用の内訳
ソーラーパネルを設置するときには、以下のような費用が発生します。
- ソーラーパネルの費用
- 設置費用
ソーラーパネル本体の値段、そして、設置するときの工事費用、それぞれの詳細について、詳しく確認してみましょう。
ソーラーパネルの容量別の値段
ソーラーパネルは、容量が大きくなるごとに値段は高くなっていきます。
容量ごとの値段は、以下のとおりです。
ソーラーパネルの容量 値段の平均値 3kWの場合 約44.1万円 4kWの場合 約58.8万円 5kWの場合 約73.5万円
参考「【2024年】太陽光発電の設置費用の相場は?機器の価格や売電収入との関係についても解説」
一般的に、住宅に設置するソーラーパネルの容量は、3kWから5kWと言われています。
この値段を見ると、容量の大きいソーラーパネルを導入しようと考えるかもしれませんが、設置費用が追加されるので、注意が必要です。
設置費用の値段
各設置費用の値段は、以下のとおりです。
各設置費用の値段 3kWの場合 4kWの場合 5kWの場合 ソーラーパネル 44.1万円 58.8万円 73.5万円 パワーコンディショナー 14.1万円 18.8万円 23.5万円 架台 9万円 12万円 15万円 その他の設備等 0.9万円 1.2万円 1.5万円 工事費 22.8万円 30.4万円 38万円 合計 90.9万円 121.2万円 151.5万円
参考「【2024年】太陽光発電の設置費用の相場は?機器の価格や売電収入との関係についても解説」
ソーラーパネル本体の値段以外に、必要になる項目は、とても多いです。
どの容量のソーラーパネルを設置するときでも、ソーラーパネル本体の値段の2倍くらいの費用が必要であることがわかります。
自分の予算や、必要としている発電量と十分に比較をおこない、必要な容量を選ぶようにしましょう。
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設置容量を増やした方が費用対効果がいい2つの理由
基本的に、ソーラーパネルを選ぶときには、初期投資が高くなっても、設置容量を増やした方がお得です。
設置容量を増やすことで、費用対効果を最大限にすることができます。
初期投資を低くしたい気持ちがあるかもしれませんが、なるべく設置容量は増やすのがおすすめです。
設置容量を増やした方が良い理由を、それぞれ確認してみましょう。
理由①使いきれなかった電力は売電ができる
FIT制度があることで、最初の10年間は、固定の買取金額で、使い切れなかった電力を買い取ってくれます。
多く買い取ってもらうためには、それだけ、発電できる電力も多くなければいけません。
設置容量を増やせば、発電できる電力も増え、自家消費しつつ、売電にも力を入れることができます。
また、11年目以降は、買取金額が固定ではなくなってしまいますが、売電をおこなうことは可能です。
長期的な売電で得た金額を考えると、初期投資が高くても、設置容量は増やした方がいいといえます。
理由②容量の大きいソーラーパネルだとkWあたりの値段が安い
容量の大きいソーラーパネルにすると、ソーラーパネル本体の値段は、高くなってしまいます。
しかし、その他の費用である、各パーツの接続、工事代などの設置費用は、どの容量においてもほとんど変わりません。
合計の費用から考えると、容量の大きいソーラーパネルにしたほうが、1kWあたりの値段は安くなります。
ソーラーパネルの値段を計算するときは、ソーラーパネル本体の値段と、設置費用を区別して計算することを忘れないようにしましょう。
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容量を抑えた方が費用対効果が良くなることも?
基本的には、容量の大きいソーラーパネルを設置した方が、費用対効果はいいと解説しましたが、場合によっては、例外もあるので注意が必要です。
それは、発電した電気の買取単価が低くなった場合です。
使い切れなかった電力は、売電をおこなうことができますが、FIT制度を過ぎた11年目以降の買取単価は、10年目未満と比較すると、大幅に下がってしまいます。
この買取単価は、年々下がってきているので、今後の動き次第では、考え方が変わってくるかもしれません。
あまりにも買取単価が低くなってしまうようであれば、蓄電池の設置により、売電ではなく、自家消費を行った方が、費用対効果がよくなるケースもあるということを、覚えておきましょう。
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【まとめ】将来を考えて、値段だけでなく容量も確認しよう!
ソーラーパネルは、本体だけの値段ではなく、設置費用など、総合的に判断していく必要があります。
また、今後の売電事情や、自家消費をメインとしていくのかなど、生活スタイルによって、選ぶべき容量は変わってくるでしょう。
まずは業者に相談し、自分にとって最適なソーラーパネルを選び、発電効果を高めて、電気代の節電に取りくんでいきましょう。
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