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【徹底調査】太陽光発電とエコキュートの組み合わせは節電に効果がある?

公開日:
2024.07.31

太陽光発電の運用方法が「自家消費」へ変わりつつある中で、太陽光発電とエコキュートの組み合わせが注目されています。

また、太陽光発電を導入して、節電してみたいと思っている方が増えてきているようです。

しかし実際、太陽光発電とエコキュートを組み合わせて、節電に効果があるものなのでしょうか。

「太陽光発電とエコキュートの組み合わせで節電できそう」とは思っていても、本当に節電効果があるかどうかや、メリットデメリットを把握している方は少ないのが現状です。

今回は、太陽光発電とエコキュートの組み合わせは節電に効果があるのかについて、詳しく紹介していきます。

この記事を読めば、太陽光発電とエコキュートの組み合わせにどのような効果があるかどうか、知ることができますよ!

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太陽光発電とエコキュートの組み合わせってなに?

そもそも、太陽光発電とエコキュートの組み合わせとは、どんなものなのでしょうか。

それぞれ、確認していきましょう。

エコキュートをおさらい

エコキュートとは、再生可能エネルギーを活用した給湯機です。

大気中の熱を、ヒートポンプ技術を活用し、電気エネルギーを使って、大気熱エネルギーをくみ上げることで、エネルギーを生み出す電気温水器です。

太陽光発電で発電した電気をエコキュートへ供給

太陽光発電で発電した電気をエコキュートへ供給していきます。

太陽光発電とエコキュートの組み合わせとは、電気を連携させる仕組みのことです。

エコキュートと太陽光発電を連携させれば、電力会社と太陽光発電の電気をどちらも活用できるようになります。

多くのメーカーでは太陽光発電対応のエコキュートが販売

多くのメーカーでは、太陽光発電と連携可能なエコキュートを販売しています。

そのため、太陽光発電とエコキュートは、簡単な接続工事で完了します。

ただし、すべてのエコキュートが太陽光発電に対応しているわけではないので、販売店や施工会社へ太陽光発電に対応しているかを確認しておきましょう。

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太陽光発電とエコキュートの連携する3つのメリット

ここでは、太陽光発電とエコキュートの連携によって得られるメリットを紹介していきます。

  • 深夜電力による給湯よりコストを抑えられる
  • 自家消費しても余った電気を有効活用できる
  • 効率よくお湯を沸かすことが可能

それぞれ、確認していきましょう。

メリット①深夜電力による給湯よりコストを抑えられる

太陽光発電とエコキュートを連携させると、深夜電力プランを活用した給湯より、コストを抑えられます。

深夜電力プランへ加入すると、特定の時間帯にお湯を沸かし電気料金を削減できますが、電気料金の高騰が原因で、電気料金削減の効果が薄くなりました。

太陽光発電の電気をエコキュートで自家消費すると、エコキュートにかかる電気料金2,000円前後が全額削減できます。

メリット②自家消費しても余った電気を有効活用できる

太陽光発電で発電した電気が余っているときは、エコキュートの設置と自家消費によって

電気を有効活用できます。

全量自家消費へ切り替えたとしても、電気が余ればメリットは少ないですが、エコキュートで自家消費すれば、余った電気を有効活用でき、電気料金が削減できます。

メリット③効率よくお湯を沸かすことが可能

太陽光発電と連携させると、効率よくお湯を沸かすことができます。

エコキュートで効率よく稼働させられる時間帯は、日中です。

太陽光発電は、昼間に発電効率が高いため、エコキュートを効率的に稼働させられる時間帯と合っており、短時間でお湯を沸かせられます。

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太陽光発電とエコキュートの連携する3つのデメリット

ここでは、太陽光発電とエコキュートの連携によって得られるデメリットを紹介していきます。

  • 停電時に稼働できない可能性がある
  • 各設備を導入する場合は初期費用の負担がかかる
  • 必ずしもエコキュートで光熱費を削減できるわけではない

それぞれ、確認していきましょう。

デメリット①停電時に稼働できない可能性がある

太陽光発電とエコキュートを連携させたとしても、停電時に稼働できない可能性があります。

エコキュートは、200V対応機器など、高圧の電力が必要となってきます。

停電した際に、太陽光発電を自立運転モードへ切り替えると電気を供給できますが、200V機器に対応していないと稼働できません。

太陽光発電単体では、停電時にエコキュートを稼働させることができないのです。

200V非対応の太陽光発電を設置している場合は、蓄電池を導入しておきましょう。

200V対応の蓄電池であれば、太陽光発電の仕様にかかわらず200V機器へ電気を供給できます。

他にも、日中に貯めておいた電気を好きな時間に使えるため、効率よく自家消費できます。

デメリット②各設備を導入する場合は初期費用の負担がかかる

太陽光発電やエコキュートを導入する場合、初期費用の負担がかかります。

 住宅用太陽光発電の初期費用は、200万円前後で、ソーラーローンを活用すると、設置から8〜10年程度で初期費用を回収できます。

一方で、エコキュートの費用は、本体価格や設置工事含めて30〜80万円程度であり、太陽光発電より安いですが、太陽光発電とエコキュートを組み合わせて導入すると大きな負担がかかります。

ソーラーローンなどで借金をしたくない方や、初期費用を負担できない方は、一旦検討を諦め、資金面で余裕が出てから検討し直すことをおすすめします。

デメリット③必ずしもエコキュートで光熱費を削減できるわけではない

太陽光発電とエコキュートの連携で、光熱費を必ずしも削減できるわけではありません。

 ガス給湯器で光熱費を抑えられていたり、太陽光発電に適してない環境だと、太陽光発電とエコキュートを連携させるメリットが少ないです。

太陽光発電に適していない環境だと初期費用回収に時間がかかり、エコキュートの電力をカバーできずに結局電力会社から買電することになります。

太陽光発電とエコキュートを連携させるかどうかは、発電量を予想して光熱費がどれくらい削減されるのかを慎重にシミュレーションしていきましょう。

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「エコキュート」を導入すると補助金がもらえる?

初期費用の負担が大きい太陽光発電とエコキュートの連携ですが、エコキュートを導入すると補助金がもらえる仕組みがあります。

補助金申請の応募要項と手続きについて、詳しく紹介していきます。

補助金申請の応募要項

補助金申請の際には、下記の項目を確認する必要があります。

ただし、自治体によっては条件が異なるので、注意してください。

  1. 「エコキュート(CO2冷媒ヒートポンプ給湯器)」を購入・使用する方が申し込むこと(販売目的、譲渡目的で設置する場合は対象外)
  2. 補助金交付の対象となっている「エコキュート」の設置を予定していること
  3. 「エコキュート」の設置(据付)前に申込み、受理の確認後に設置(据付)すること
  4. 設置工事完了期限日および完了報告書類提出期限日を厳守できること
  5. 他の補助金と重複して補助を受けないこと
  6. 電力会社および過去の補助金交付団体への設置等に関する情報提供に同意できること
  7. 「エコキュート」を6年(法定耐用年数)以上使用できること

各項目で該当するようであれば、補助金を申請するとお得に太陽光発電とエコキュートの連携ができます。

申し込みから補助金受け取りまで

補助金を受け取れるかどうかの最大のポイントは、不備のない申し込みをすることです。

申込書の書き方や申込期限を間違えると補助金が受け取れませんので、申込書に漏れなく書き込み、申請期限内に提出しましょう。

申請が通れば、無事に補助金が支払われます。

補助金を活用して太陽光発電とエコキュートを連携しよう

太陽光発電とエコキュートの連携は初期費用の負担が大きいですが、場合によっては補助金が貰える可能性があります。

補助金を上手く活用して、太陽光発電とエコキュートを連携していきましょう。

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まとめ

今回は、太陽光発電とエコキュートの組み合わせは節電に効果があるのか、実態を調査していきました。

太陽光発電とエコキュートの組み合わせは確かに節電効果があり、自家消費しても余った電気を有効活用できたり、効率よくお湯を沸かせるなど、電気代を削減することができますが、同時に停電時に稼働できない可能性があったり、初期費用の負担が大きいなどのデメリットがあります。

そんな時は、補助金を申請することで、太陽光発電とエコキュートの連携を手軽に始められます。

補助金制度は、インターネット等にも記載されていますが、一番詳しいのは、実際に設置工事などをおこなう販売会社です。

太陽光発電とエコキュートの連携が気になる方は、ぜひ1度、補助金の詳しい内容を聞くと同時に、お見積りなどをとってみてはいかがでしょうか。

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