太陽光発電を新築住宅に設置することで、光熱費の削減や災害時の非常用電源としての利用など、数々のメリットを得られます。
この記事では、設置のメリットや注意点、補助金制度など、新築時に太陽光発電を導入するために知っておきたいポイントを徹底解説します。
これから新築住宅を建てる方、またはエコな生活を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
新築で太陽光発電を設置する5つのメリット
ここでは、新築で太陽光発電を設置するときのメリットについて解説していきます。
それぞれ、確認していきましょう。
メリット①FIT制度を使って売電収入を得られる
新築住宅に太陽光発電を設置すると、固定価格買取制度(FIT)を活用して売電収入を得ることが可能です。
この制度では、家庭用太陽光発電システムによって生み出された電力のうち、使いきれない余剰電力を電力会社に一定価格で売却できます。
2024年時点では、買取価格が低下しているものの、設置費用の削減や運用効率を高めることで、FIT期間中に十分な収入を得ることが可能です。
メリット②自家消費によって電気代を削減できる
太陽光発電は、発電した電力を直接自宅で使用することにより、電気代を大幅に削減できます。
特に、近年の電気料金の高騰により、節電の効果が実感しやすいです。
昼間に発電した電力を家庭で消費することで、購入する電力量を減らし、家計負担を軽減することが期待できます。
メリット③災害時に非常電源として使える
太陽光発電は、停電時に非常用電源として活用できる点が大きな魅力です。
災害時には、自立運転モードに切り替えることで、最小限の家電や機器を稼働させることが可能です。
また、蓄電池や電気自動車(V2H)と連携させることで、夜間や長期の停電時にも電力を利用できる体制を整えることができます。
メリット④設置工事費を削減できる
新築時に太陽光発電を設置する場合、建築工事と合わせて設置工事を行うことで、追加の仮設費用や工事手間を削減できます。
また、新築住宅の付属設備として太陽光発電を組み込むことで、住宅ローンを活用して低金利での資金調達が可能になる場合もあり、費用負担を抑えられます。
後付けで設置するよりもコストパフォーマンスが高い点が大きなメリットです。
メリット⑤再生可能エネルギーによって環境負荷軽減できる
太陽光発電は、発電時にCO2を排出しないため、環境負荷が非常に低いエネルギー源です。
日本は国際的な脱炭素目標に基づき、2030年までに温室効果ガス排出量を46%削減する目標を掲げています。
個人レベルでこの目標達成に貢献する手段として、再生可能エネルギーの利用が注目されています。
新築時に太陽光発電を導入することで、持続可能な未来の実現に貢献することが可能です。
新築住宅に太陽光発電を設置するときの3つの注意点 
ここでは、新築で太陽光発電を設置するときの注意点について解説していきます。
それぞれ、確認していきましょう。
注意点①発電量が最大限まで伸びるように配置する
太陽光発電の効果を最大化するには、パネルの方角や角度が重要です。
特に、南向きの屋根に設置すると日照時間を最大限活用できるため、発電量が高くなります。
また、パネルに影がかからないよう周囲の建物や木々との位置関係を確認することも欠かせません。
新築住宅の場合、建築設計の段階から太陽光発電を計画に組み込むことで、発電効率の高い環境を実現しやすくなります。
設置前には、必ず施工業者と詳細なシミュレーションをおこない、最適なレイアウトを検討するようにしましょう。
注意点②購入前にランニングコストを確認しておく
太陽光発電設備は初期費用だけでなく、運用中のランニングコストも考慮する必要があります。
特に、発電を管理するパワーコンディショナーは10年前後で交換が必要になることが多く、交換費用が10万〜20万円程度かかる場合も。
また、蓄電池を併用している場合は、蓄電池の寿命(約10〜15年)を考慮し、交換コストも見積もっておくことが重要です。
これらのランニングコストを購入前にしっかりと把握しておくことで、後々の予算計画を立てやすくなります。
注意点③メンテナンス体制を構築しておく
太陽光パネル自体は耐久性が高いものの、汚れや部品の劣化が発電効率に影響を与える場合があります。
長期的に安定した性能を維持するためには、定期的な点検やクリーニングが必要です。
また、自然災害などによる損傷への備えとして、保険や施工業者のアフターサポート体制を確認しておくことが重要です。
信頼できる施工業者を選び、10年、20年と長期的な視点でメンテナンスを継続できる環境を整えましょう。
新築住宅購入以外に太陽光発電のタイミングはある?
新築以外でも、太陽光発電を導入するタイミングはいくつかあります。
1つは、住宅のリフォームや屋根の修繕時です。
例えば、古くなった屋根を交換する際に同時に太陽光パネルを設置することで、効率的に施工を進められます。
また、リフォームローンを活用することで、設置費用の負担を軽減することも可能です。
さらに、停電や災害リスクへの備えとして、蓄電池とセットでの設置が増えています。
近年、災害時の停電が長期化するケースが増加しており、太陽光発電の非常用電源としての需要が高まっています。
特に在宅ワークやオンライン学習の普及により、停電時の電力供給の確保が重要視されるようになりました。
電気料金が高騰している現在では、月々の光熱費を削減する目的で太陽光発電を設置する家庭も増加しています。
設置時期に関わらず、目的や予算に応じた最適なタイミングを見極めるためには、専門業者のアドバイスを受けるようにしましょう。
新築で太陽光発電を設置する場合に活用できる3つの補助金 
ここでは、新築で太陽光発電を設置するときに使える補助金を紹介していきます。
それぞれ、確認していきましょう。
①国の補助金
2024年時点では、「DER(VPP)補助金」など一部の補助金が活用可能です。
この補助金は、家庭で発電した電力を蓄電池に貯め、効率的に消費することを促進する制度です。
また、今後の再生可能エネルギー政策の展開次第では、さらに新しい補助金が登場する可能性があります。
定期的に情報を収集し、活用できる補助金を見逃さないようにしましょう。
②自治体の補助金
多くの自治体では、地域独自の補助金制度が用意されています。
例えば、東京都では太陽光発電システムや電気自動車(EV)との連携システムを対象に補助金を提供しています。
補助金額は条件によって異なり、太陽光発電の規模やシステム構成に応じて変動します。
また、一部の自治体では、設置費用の半額を補助するケースもあります。
補助金を受け取るためには、事前申請が必要な場合が多いため、早めの情報収集をおこなうようにしましょう。
③ZEH(ゼッチ)補助金
ZEH補助金は、断熱性能や省エネ設備を強化し、太陽光発電を設置することで利用可能です。
2024年時点では、55万円から最大100万円の補助金が支給されます。
また、蓄電池やV2H充放電設備を併用する場合には、さらに補助額が増加する仕組みが整っています。
この補助金を利用することで、初期費用を大幅に抑えながらエコ住宅を実現することが可能です。
ZEH対応住宅を提供するハウスメーカーや工務店に相談して、自宅が対象になるかを確認しましょう。
【まとめ】太陽光発電の設置は新築時がおすすめ!
新築時に太陽光発電を設置することで、コスト削減や環境負荷軽減、災害時の非常用電源としての利用など、多くのメリットを受けることができます。
また、国や自治体の補助金制度を活用することで初期費用の負担を抑え、長期的な費用対効果を最大化することが可能です。
さらに、新築時には建物の設計段階から最適なパネル配置を計画できるため、発電効率が高く、後付け設置よりも費用対効果が高いといえます。
電気料金の高騰や気候変動問題に対する意識が高まるなか、太陽光発電は今後ますます重要なエネルギー源となるでしょう。
これから住宅を新築される方、またはリフォームを予定されている方は、専門業者に相談し、自分に最適な太陽光発電の導入プランを検討してみてはいかがでしょうか。