電気代の補助金はいつから始まったの？いま知るべき電気代の補助金制度

電気代の上昇が続くなか、どのようにして生活費を抑えるべきか、頭を悩ませている人も多いと思います。

電気代が高くなっているのは、世界経済の影響もあり、しばらくは落ち着くこともないと言われています。

そのような状況のなか、政府がとったのは「激変緩和措置」という、電気代の補助金制度です。

この記事では、電気代の補助金制度の概要について解説していきます。

電気代でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

電気代補助金はいつから始まったの？

電気代の補助金はいつから始まったのか、みなさんはご存じでしょうか？

電気代の補助金がどのようなものなのか、自分は補助金を受け取れているのか、疑問に感じている方も多いでしょう。

ここでは、以下の内容について、詳しく解説していきます。

• 電気代補助金は2023年1月から始まっている
• 補助金はいつまで続くの？
• 電気代の補助金を受け取るにはどうすればいいの？
• 電力会社が申請していなければ補助金を受けられない

それぞれ、確認していきましょう。

電気代補助金は2023年1月から始まっている

電気代の補助金が始まったのは、2023年の1月からです。

2022年11月ごろに閣議決定され、わずか2か月で、電気代の補助金制度が始まりました。

補助金はいつまで続くの？

最初に決められていた期間は、2023年の1月から9月までの期間でした。

しかし、エネルギー価格高騰などの影響から、電気代の上昇は収まらなかったため、少しずつ補助金の期間を延長しています。

最初の延長は2024年1月、再延長では、2024年4月までとなりました。

2024年5月以降に電気代の補助金が出るのか、詳しいことは分かっていません。

今後の経済の状況に合わせて、再延長、もしくは補助金制度の終了の可能性も十分にあり得るので、電気代に関する情報を逐一、チェックするようにしましょう。

電気代の補助金を受け取るにはどうすればいいの？

電気代の補助金は、すでに受け取っている状態です。

申請手続きなどは特に必要なく、各電力会社が、政府から補助金を直接受けとっています。

消費者には、電気代の補助金分が値引きされた状態で、請求がきています。

だからこそ、電気代の補助金制度について、詳しく理解できている人が少ないのかもしれません。

電力会社が申請していなければ補助金を受けられない

電気代の補助金は、本人が申請をしなくても受けられますが、場合によっては、補助金を受けられない人もいます。

電気代の補助金は、電力会社が政府から受けとっているので、消費者の電気代負担も軽減される仕組みとなっています。

しかし、小規模な電力会社など、政府に補助金の申請をしていない電力会社の場合、補助金制度の対象外となります。

大手電力会社であれば、特に考える必要はありませんが、不安に感じる方は「経済産業省　資源エネルギー庁のHP」を確認することで、契約している電力会社が、電気代の補助金制度の対象となっているかを確認することができます。

自分の契約している電力会社を、必ずチェックするようにしましょう。

もし、補助金制度に加入していない電力会社と契約をしているときは、すぐに電力会社を変更することをおすすめします。

補助金によって電気代はどう変わる？

電気代の補助金を受けとることで、私たちの生活は、どのように変化しているのでしょうか？

補助金制度が始まる前と今では、何が変化したのか気になりますよね。

補助金の金額によっては、契約している電力会社を変更する必要性を感じない方もいるかもしれません。

また、契約しているプランによっては、電気代の金額よりも、その他のメリットに魅力を感じているケースもあるでしょう。

自分にあった電力会社と契約をするためにも、電気代の具体的な補助金額や概要について、もう少し詳しく触れてみましょう。

実際に電気代は安くなる？

電気代の補助金を受けとることで「電気代そのものが安くなった」と感じている方が多くいますが、これは大きな間違いです。

実際は、高騰分の電気代を政府が補助金で補ってくれるだけなので、支払っている電気代自体の金額は、あまり変わっていません。

電気代の補助金制度が始まって以降、高騰している状況を体感しにくくはなっているものの、電気代は、徐々に高くなり続けています。

もし、電気代の補助金制度が終了してしまった場合は、一気に負担となってくるでしょう。

電気代補助金の補助額を把握しよう！

電気代の補助金は、1kWhあたりで補助金額が決められています。

一般家庭で使用される低圧契約と、企業などの法人向けである高圧契約とで、補助金額が異なります。

電気代の補助金は、以下のとおりです。

表からわかるように、電気代の補助金制度は延長はされているものの、2023年1月当初と比べて、半額程度に減ってしまいました。

低圧だけでなく、高圧の場合も同様です。

今後も電気代の補助金制度は延長されるかもしれませんが、今の補助金額よりも、さらに下回る可能性があります。

また、一般家庭の場合、1か月の電気代のうち、約1,400円程度が補助金で補われていると言われています。

これまでと同様に、延長によって補助金額が半額になった場合は、電気代の補助金は、1kWhあたり約3.5円から1.8円になり、一般家庭の電気代の約700円分程度の補助となってしまうので、注意が必要です。

【まとめ】2024年5月～の補助金制度の動きに要確認

2024年5月以降、電気代の補助金は廃止または減額になってしまう可能性があります。

電気代の補助金制度は、延長されるかもしれませんが、補助金額が下がっていく一方で、電気代の値上げは、各電力会社から定期的に発表されています。

世界情勢をみても、今よりも電気代が安くなるのは難しいでしょう。

電気代の補助金が延長されたとしても、体感できるほど、大きな効果を期待するのは難しくなるかもしれません。

今後、政府がどのようにして対応していくのか、電気代の値上がりと補助金制度の変化から目が離せません。

また、電気代の補助金が無くなった場合、支払い額が高くなりますが、家計の負担にならないように、事前に節電対策をとることが重要です。

自分に実施できる節電対策を、必ずおこなうようにしましょう。