【体験談あり！】ソーラーカーポートで後悔しないためのポイント解説

夏本番前に、ソーラーカーポートの導入を考えている方も多いでしょう。

ですが、ソーラーカーポートを知識なく設置し、後悔したという声も多数あげられています。

この記事では、ソーラーカーポートを設置した方の体験談を踏まえ、後悔しないためのポイントを解説していきます。

ソーラーカーポートとは？設置後に後悔する人の特徴３つ

ソーラーカーポートは、カーポート（駐車場）の屋根に太陽光パネルを設置したものです。

カーポートで愛車を、雨・雪・風などの天候から守りながら、ソーラーパネルで太陽光発電もできるという画期的なものになります。

ソーラーカーポートを設置し、後悔する人の３つの特徴は、以下のようなものが挙げられます。

• 費用の想定ができていない
• 発電効率が悪い場所に設置してしまう
• 近隣住民への配慮を怠ってしまう

それぞれ確認していきましょう。

①費用の想定ができていない

ソーラーカーポートや、太陽光発電は高額な費用が掛かります。

まずは、ソーラーカーポートの１台・２台・３台、台数別の初期費用を見てみましょう。

ソーラーカーポート ２台分の相場は、１８０万円～２４０万円とされています。

駐車台数だけでなく、設置場所や屋根の種類、太陽光パネルの種類や出力、施工業者などによっても大きく異なります。

しかし、あくまでも目安として、駐車台数別の平均的な初期費用を把握しておきましょう。

台数別の初期費用は、以下の通りです。

駐車台数	費用相場
１台分（出力1～3kW程度）	150万円～180万円程度
２台分（出力2.5～4.5kW程度）	180万円～240万円程度
３台分（出力4.5～9.5kW程度）	250万円～300万円程度

参考「ソーラーカーポート費用相場」

初期費用は、高額ではありますが補助金が出る可能性があります。

多くの自治体では、独自の補助金制度を設けており、個人でも補助金を受けられる場合があります。

個人でソーラーカーポートの設置を検討している方は、お住まいの自治体の補助金制度を必ず確認してください。

補助金制度を利用することで、ソーラーカーポートの設置費用を大幅に削減することができます。

補助金を活用し、賢くお得にソーラーカーポートを設置しましょう。

②発電効率が悪い場所に設置してしまう

太陽光パネルを効率的に発電させるためには、日当たりの良い場所へ設置する必要があります。

建物や周辺の樹木によって、日照が遮られる場所には設置できません。

また、屋根の強度によっては、設置が難しい場合もあります。

発電効率が悪い場所に設置してしまうと、せっかく設置したのに十分な発電量を得られず、設置費

用が無駄になってしまう可能性があります。

そのため、設置前に専門業者と発電効率が高い場所はどこなのか、しっかり相談しておくことが大切です。

③近隣住民への配慮を怠ってしまう

ソーラーカーポートの設置によっては、周辺住宅に光害を引き起こす可能性があります。

光害とは、本来必要でない人工的な光によって環境に悪影響を与える現象です。

ソーラーカーポートの光害は、太陽光パネルが反射した光によって周辺住宅の室内が明るくなり、睡眠の妨げになる可能性があるということです。

近年の調査によると、ソーラーカーポートの光害は、全国で増加傾向にあることが分かっています。

ソーラーカーポートを設置する前に、近隣住民に設置の計画を説明し、理解を得ることが重要です。

ソーラーカーポート設置後に後悔しないための後悔回避策

ここでは、ソーラーカーポート設置後、後悔しないための後悔回避策について解説していきます。

• 長期的な視点で費用を検討する
• 発電シミュレーションをしっかり行う
• 近隣住民への配慮を忘れない

それぞれ、確認していきましょう。

対策①長期的な視点で費用を検討する

ソーラーカーポートで、発電した電気は、自家消費できるほか、余剰電力を電力会社に売電することで、収入を得ることができます。

売電収入を最大化する方法は、３つあります。

1.設置場所は、日当たりのいい場所を選びましょう。
2.システム容量は、ご家庭の電気使用量や予算にあった容量を選びましょう。
3.電力会社は、買取価格が高い電力会社を選びましょう。

これらの方法を行うことで、ソーラーカーポートは、初期費用は高額ですが、売電収入や電気代節約効果などを考慮すると、長期的な視点で設置を検討する価値は十分にあります。

ソーラーカーポートの初期費用回収期間は、一般的に約１０年〜２０年程度と言われています。

日々電気代が高騰していく中で、今後も値上がりし続けるともいわれています。

長い目で見て、ソーラーカーポートの設置を検討してみましょう。

対策②発電シミュレーションをしっかり行う

ソーラーカーポートの発電量は、設置場所や太陽光パネルの種類、設置角度などによって大きく左右されます。

設置前に、専門業者による発電量シミュレーションを必ず行いましょう。

シミュレーションでは、年間を通してどのくらい発電できるのか、電気代がどのくらい節約できるのかを確認することができます。

シミュレーション結果を参考に、設置場所やパネルの種類、設置角度などを検討しましょう。

対策③近隣住民への配慮を忘れない

ソーラーカーポートの光害を防ぐための対策は２つあります。

1.太陽光パネルの角度や設置場所を調整することで、反射する光の方向を変えることができます。

2.反射を抑える加工が施されたパネルを使用することで、光害を軽減することができます。

上記の光害対策を行い、近隣住民に配慮しながらソーラーカーポートを設置することが重要です。

光害を防ぎ、快適な環境を維持していきましょう。

ソーラーカーポート設置後に後悔しないように体験談を聞こう！

ソーラーカーポートを設置した方のリアルな声からメリット・デメリットを再確認していきましょう。

体験談①電気代節約と節電への意識向上

• 設置者：40代男性、東京都在住
• 設置場所：戸建て住宅
• 設置台数：2台用
• 設置費用：約200万円
• 設置後の感想：電気代が約半額になり、節電への意識も高くなりました。夏場はエアコンの使用量が減り、冬場は暖房に電気を利用できるため、年間を通して電気代を節約できています。

メリット

• 電気代が大幅に節約できた
• 節電への意識が高まった
• デザイン性が高く、家の外観がグレードアップした

デメリット

• 初期費用が高額だった
• 設置場所によっては、日照時間が短くなる場合がある
• 定期的なメンテナンスが必要

体験談②災害時の安心感と家族の理解

• 設置者：50代女性、大阪府在住
• 設置場所：戸建て住宅
• 設置台数：1台用
• 設置費用：約150万円
• 設置後の感想：東日本大震災を経験し、災害時に電気が使えない状況の不安を感じて設置しました。蓄電池も併設したので、停電時でも生活に支障はありません。家族も理解してくれて、安心して暮らせるようになっています。

メリット

• 災害時に電気を使えるので安心感がある
• 家族の理解を得られた
• 雨の日でも洗濯物が干せる

デメリット

• 台風などの強風でパネルが破損する可能性がある
• 近隣への日差しや光害が気になる場合がある
• 場合によっては、ハトなどの鳥が巣を作る可能性がある

参考「価格 . comソーラーカーポートについてのクチコミ掲示板」

ソーラーカーポートで上がり続ける電気代に備えよう！

近年、電気代の高騰に伴い、非常に電気代に悩まれている方も多いでしょう。

政府の補助金が終了し、電気代は６月から約４００円値上げと話題になっています。

下記のグラフを見ていただくと、実は今年の３月分から電気代が値上がりラッシュになっていることがわかります。

出典：日テレNEWS　電気代6月分から約400円値上げ　政府の補助金終了

ソーラーカーポートで、発電した電気を自家消費することで、買電する電気の量を減らすことができます。

買電する電気の量が減れば、当然、電気料金も節約できます。

一般的には、年間数万円〜十数万円程度の電気代節約が期待できるので、電気代を大幅に削減することが可能です。

上がり続ける電気代に、ソーラーカーポートの設置で備えていきましょう。