毎月の電気代が、思ったよりも高くて困っていませんか?
「どこを節約すればいいのか分からない」など、悩みを抱えている方は多いです。
そこでおすすめなのが『電気代の計算』です。
電気代の計算ができれば、各家電の電気代がどれくらいかが分かり、より良い家電を選べます。
電気代の計算は、電気代を節約するための第一歩です。
この記事では、さまざまな電気代の計算方法を分かりやすく解説し、節電方法についても紹介します。
電気代が高くてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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1ヶ月の電気代を計算する方法は?
1ヶ月の電気代を出すための計算式は、以下のとおりです。
【1ヶ月の電気代(円)】
基本料金または最低料金(円)+電力量料金(円)+燃料費調整額(円)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(円)
さらに、電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、それぞれ「単価(円/kWh)×1ヶ月の電気使用量(kWh)」で計算します。
1ヶ月の電気代を計算する方法の例は、以下のとおりです。
料金内訳 金額 基本料金 500円 電力量料金 (単価)20円/kWh×(使用電力)100kWh⇒2,000円 燃料調整額 (単価)5.1円/kWh×(使用電力)100kWh⇒510円 再生可能エネルギー発電促進賦課金 (単価)1.4円/kWh×(使用電力)100kWh⇒140円 合計 3,150円
電気代は、使った分だけ支払うのが基本ですが、燃料調整費や再生可能エネルギー発電促進賦課金のように、社会情勢によって変動がある単価も含まれているので、注意が必要です。
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電気代の内訳
電気代の計算方法で解説したとおり、電気代は以下のような項目で構成されています。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
それぞれ、確認していきましょう。
①基本料金
基本料金は、電力会社と契約するときに必要な、固定費のことです。
電力会社によって『アンペア制』と『最低料金制』という、2種類の体系があります。
アンペア制は、契約するアンペアによって料金が変動します。
最低料金制では、1契約あたりの最低料金が決められていて、一定の電力量料金が含まれている料金体系です。
最低料金を超えたときは、使用した電力量によって料金が値上げされます。
②電力量料金
電力量料金とは、実際に使用した電力量に基づく料金のことで、電気の使用量に応じて比例します。
例えば、使用した電力量が100kWhで、料金単価が20円/kWhの場合、電力量料金は2,000円になります。
③燃料費調整額
燃料費調整額とは、電力会社が発電に使用する燃料の価格変動を反映した、料金のことです。
石油や天然ガスの価格が上昇すると、燃料費調整額も増えるので、電気代が高騰する原因となります。
燃料費用は、油価や為替などにより毎月変動するので、基準価格よりも低いときは、電気代が安くなり、基準価格よりも高いときは、電気代が高くなります。
④再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの普及を支援するためのもので、電力を使用する全ての人が負担しなければいけません。
この賦課金は、再生可能エネルギーによる発電を促進し、環境に優しいエネルギー源への移行を支援するために設けられています。
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各家電の電気代を計算する方法は?
各家電の電気代を計算する方法は、以下のとおりです。
【家電の電気代を求める計算式】
1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)
例えば、消費電力が1200Wと記載されている家電を、1日に3時間、料金単価30円のプランで使用した場合は、1,2(kW)×3(時間)×30(円/kWh)=108円となります。
ここでは、以下のような家電の電気代について、計算をおこなってみました。
- エアコン
- テレビ
- 洗濯機
- 食器乾燥機
- エコキュート
家電 | 電気代 | 条件 |
エアコン | 0.47(kW)×3(時間)×20(円/kWh)⇒42円 | ・ダイキン(S223ATES-W)・暖房能力470W |
テレビ | 0.17(kW)×3(時間)×20(円/kWh)⇒10円 | ・パナソニック(VIERA TH-50MX900)・消費電力170W |
洗濯機 | 0.45(kW)×3(時間)×20(円/kWh)⇒27円 | ・東芝(AW-7GM2)・消費電力450W |
食器乾燥機 | 0.26(kW)×3(時間)×20(円/kWh)⇒15円 | ・三菱(TK-ST30A)・消費電力450W |
エコキュート | 0.51(kW)×3(時間)×20(円/kWh)⇒30.6円 | ・リンナイ(ECO ONE)・消費電力510W |
※1日に3時間使用で料金単価20円と想定
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電気代の平均はどれくらい?
自分が支払っている電気代が高いのか、平均的なのか、判断に迷ったときは、電気代の平均額を参考にするといいでしょう。
ここでは、総務省がおこなっている家計調査の統計結果をもとに、電気代の平均額を紹介します。
【世帯人数別】電気代の平均
世帯人数別の電気代平均額は、以下のとおりです。
世帯数 電気代の平均額 1人 6,808円 2人 11,307円 3人 13,157円 4人 13,948円 5人 15,474円
参考:政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 総世帯」
表のとおり、人数が増えるごとに、電気代は増加傾向にあります。
【季節別】電気代の平均
単身世帯の季節別による電気代の平均額は、以下のとおりです。
月(2022年) 電気代の平均額 1月〜3月 7,749円 4月〜6月 6,333円 7月〜9月 6,418円 10月〜12月 6,557円
参考:政府統計の窓口「家計調査 家計収支編 単身世帯」
表のとおり、寒い時期(1月〜3月)と暑い時期(7月〜9月)では、暖房器具や冷房器具を使うことが多いので、電気代が高くなっていることが分かります。
自分の支払っている電気代が、上記の金額より高い場合は、すぐに節電対策をおこないましょう。
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電気代を節約する3つの方法
電気代を節約するには、以下の方法が効果的です。
- 電力消費量の大きい家電の使用時間を短くする
- 電気料金プランを見なおす
- 各種割引サービスを活用する
それぞれ、確認していきましょう。
方法①電力消費量の大きい家電の使用時間を短くする
電力消費量が大きい家電の使用時間を抑えることで、電気代を節約できます。
使用時間が長いほど消費電力が増えてしまい、電気代は増加します。
特に、エアコン、洗濯乾燥機などの消費電力が高い家電は、注意が必要です。
方法②電気料金プランを見なおす
電力会社の料金プランを見直し、自分のライフスタイルに合ったプランに変更することで、電気代を節約できます。
電力自由化が始まり、各電力会社は、さまざまな料金プランを提供しています。
使用状況に応じて、自分にベストなプランを選ぶことでコスト削減が可能です。
方法③各種割引サービスを活用する
電力会社は、定期的に、割引サービスや乗り換えキャンペーンなどを行っています。
キャンペーンを上手く利用できれば、電気代を大きく節約できます。
ただし、長期契約や特定の条件を満たすことで適用されるケースがほとんどですので、契約のときは注意が必要です。
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まとめ
電気代を賢く節約するには、まず電気代の計算方法を知ることがおすすめです。
電気代の計算方法は、以下のとおりでした。
【1ヶ月の電気代(円)】
基本料金または最低料金(円)+電力量料金(円)+燃料費調整額(円)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(円)
また、電気代は、基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金の合計で構成されていて、各家電の消費電力と使用時間を考慮して計算します。
また、電気代を節約する方法は、以下のとおりでした。
- 大きな電力を消費する家電の使用時間を短くする
- 電気料金プランを見なおす
- 割引サービスを活用する
今の電気代が高いと思う方は、電気代の計算方法をまず理解して、節電対策をおこなってみてください。
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