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太陽光パネル後付けのメリット・デメリットとは?費用や設置方法も解説

公開日:
2023.11.29

太陽光パネルの後付けのメリット、デメリットから費用、設置方法まで本記事で解説していきます。

太陽光パネルの取り付けや設置については、お気軽にご相談ください。

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太陽光パネル後付けのメリット3つ

「太陽光発電の後付け」とは、住宅建築後、既築の住宅へ太陽光パネルを設置していく方法のことです。

新築のタイミングではなく、あえて太陽光発電を後付にすることで得られるメリットはどのようなものがあるでしょうか。主に考えられるメリットは、以下の3つです。

①売電収入を得られること

②停電などの際も電力供給の安定性を維持できる

③国による支援を受けることができる

以下では、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。太陽光パネルは、経済的な利益だけでなく、環境や社会にも貢献するエネルギー源です。後付けで太陽光発電の設置を検討している方は、後付けのメリットをしっかり理解しておきましょう。

売電収入を得ることができる

まず、売電収入を得ることができるというメリットです。

太陽光パネルで発電した電力は、余った分を電力会社に売ることができます。この売電価格は、固定価格買取制度(FIT)という仕組みで決められており、一定期間にわたって安定した収入を得ることができます。

売電収入は、太陽光パネルの設置費用やメンテナンス費用を回収するだけでなく、家庭や事業所の経済的な負担を軽減する効果もあります。所得税や住民税の対象外となるため、節税効果も期待できるでしょう。

停電などの際も電力供給の安定性を維持できる

次に、停電などの際も電力供給の安定性を維持できるというメリットです。

太陽光パネルは、自然災害や事故などで送電網が切断された場合でも、自家発電として機能することができます。

ただ、通常の太陽光発電システムでは送電網と同期しているため、送電網が切断しても発電を続けるためには蓄電池や切り替え装置などの設備が必要です。

蓄電池は、昼間に発電した電力を貯めておき、夜間や曇りの日などに使用することができます。

切り替え装置は、送電網と自家発電の間で自動的に切り替えることができます。これらの設備を備えた太陽光パネルは、災害時や非常時においても、生活や事業の継続に必要な電力を確保することができます。

そういった場面で役立つのはもちろん、余剰電力を蓄電しておくことでピーク時の電力消費を抑えることもできます。

国による支援を受けることができる

最後に、国による支援を受けることができるというメリットです。

例としては、太陽光パネルの設置費用の一部を補助金や低利融資として支給してもらえる制度や、設置者に対して固定資産税や都市計画税の減免措置を受けられる制度もあります。

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太陽光パネルの後付けのデメリット3つ

太陽光パネルの後付けには様々なメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。

具体的には、次の3つです。

①購入・設置費用がかかる

②メンテナンス費用が掛かる

③日照時間など天候に依存してしまう

順番に見ていきましょう。

購入・設置費用がかかる

太陽光パネルの価格はサイズや性能によって異なりますが、一般的には約100万円から500万円程度が相場です。

また、屋根に太陽光パネルを設置するためには、専門業者に依頼する必要があります。屋根の形状や面積、パネルの枚数などによっては、設置に掛かる費用が新築時の設置よりも高くなる可能性があります。

したがって、太陽光パネルを後付けするには、大きな初期投資が必要となります。

また、太陽光パネルを新築時に設置する場合は住宅ローンに含めることができますが、後付けの場合は別途ローンを組む必要があります。

住宅ローンは金利が安いことが多いため、後付けで太陽光パネルを設置する場合は、金利がやや安いソーラーローンを利用することができます。

太陽光パネルの購入や設置に掛かる費用はもちろん、ローンといった側面においてもデメリットが発生します。

メンテナンス費用が掛かる

太陽光パネルは、長期間にわたって使用することを前提としています。

しかし、その間にもパネルの劣化や故障、汚れなどが発生する可能性があります。

そのため、定期的に点検や清掃を行う必要があります。点検や清掃は、安全性や効率性の観点から、自分で行うよりも専門業者に依頼することが望ましいです。

ただ、その場合にはメンテナンス費用が発生します。

こういった費用は後付けになるほど高額になることもあります。例えば、後付けする際にパネルと建物の間に隙間ができて雨水が入ってしまったり、風でパネルが揺れてしまうような場合も考えられます。

このような問題はメンテナンス費用の増加や発電効率の低下に繋がってしまうので、後付けのデメリットのひとつと言えるでしょう。

日照時間など天候に依存してしまう

太陽光パネルは、太陽の光を電気エネルギーに変換する仕組みです。

そのため、日照時間や天候によって発電量が大きく変動します。太陽の光が弱い場合や、曇りや雨の日などでは、十分な発電量が得られません。冬季や早朝・夕方は日照時間が短くなる点や、地域や方角によっても日照量に差がある点にも注意が必要です。

また、太陽光パネルは、一定の角度で設置する必要がありますが、後付けする場合は、屋根の形状や方向によっては、最適な角度に調整できないこともあります。

これらの理由から、太陽光パネルを後付けする場合は、発電効率が低下する可能性があります。

その結果、電気代の節約や環境貢献といったメリットを十分に享受できないことが考えられます。早めに専門の会社に相談をすることがおすすめです。

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太陽光パネルの後付けの費用を2つのパターンで解説

太陽光パネルを後付けする際にかかる費用は、どのような建物に設置するかによって大きく異なります。今回は、以下の2パターンに分けて解説していきます。

①住宅用に小規模で後付けする場合

②商業利用で大規模に後付けする場合

順番に見ていきましょう。

住宅用に小規模で後付けする場合

太陽光パネルを住宅用に小規模で後付けする場合の費用は、太陽光パネルの価格は、容量や品質、設置方法などによって異なりますが、平均的には1kWあたり30万円程度と言われています。

そのため、一般的な住宅用の太陽光発電システムの容量である3kWから5kWの場合、パネル本体の費用は90万円から150万円となります。

また、パネルを設置するためには、屋根の耐荷重や方位角、傾斜角などを考慮する必要があります。

屋根が弱い場合や、南向きでない場合や、傾斜が急すぎる場合は、パネルの設置が困難になる場合があります。その場合は、屋根の補強や架台の設置などが必要になりますが、これらも費用がかかります。

また、太陽光パネルを設置する際には、電気工事や配線工事も必要です。これらも専門業者に依頼する必要がありますが、費用は工事内容や規模によって異なります。一般的には、電気工事費用は10万円から20万円程度と言われています。

以上のことから、太陽光パネルを住宅用に小規模で後付けする場合の費用は、最低でも100万円以上と見積もる必要があります。

商業利用で大規模に後付けする場合

商業利用で大規模に後付けする場合は、一戸建て住宅よりも費用が高くなる傾向があります。これは、商業施設の屋根や壁面などの構造が複雑であったり、耐荷重や耐震性などの基準が厳しかったりするためです。

具体的な費用を見積もる際には専門業者に相談するのが最も良い方法ですが、商業利用で大規模に後付けする場合のざっくりとした目安としては、1kWあたり30万円から50万円程度かかると考えられます。

つまり、100kWの太陽光発電システムを設置する場合は、3000万円から5000万円程度の費用が必要になるということです。

ただし、この費用は、補助金や税制優遇などの支援制度を適用しない場合にかかる費用なので、支援制度を利用することで費用を大幅に削減できる場合があります。

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太陽光パネル後付けの設置方法2つのステップ

太陽光パネルを後付けする際の設置方法は、次の2つのステップがあります。

①太陽光パネルのプランニングと設計

②太陽光パネルの設置と稼働・メンテナンス

順番に見ていきましょう

太陽光パネルのプランニングと設計

太陽光パネルを後付けする際、まずは太陽光パネルのプランニングと設計を行います。プランニングと設計では、以下のことを考慮する必要があります。

①太陽光パネルの種類とサイズ

②太陽光パネルの設置場所と方向

③太陽光パネルの接続方法と配線

④太陽光パネルの性能とコスト

⑤太陽光パネルのメンテナンスと保証

太陽光パネルの種類とサイズは、発電量や予算に影響します。一般的に、単結晶型や多結晶型の太陽電池は、薄膜型よりも高効率で高価です。

また、太陽光パネルのサイズは、設置場所の面積や形状に合わせて選ぶ必要があります。太陽光パネルの設置場所と方向は、日射量や影響によって決めます。一般的には、日本では南向きに傾けた屋根に設置すると最も発電効率が良いと言われています。

また、建物や樹木などによる影や反射を避けることも重要です。太陽光パネルの接続方法と配線は、安全性や効率性に関わります。一般的に、シリーズ接続や並列接続などの方法がありますが、太陽光パネルの数や電圧に応じて適切な方法を選ぶ必要があります。

配線は耐候性や耐火性の高いものを使用し、適切な長さや太さに切断して固定する必要があります。

太陽光パネルの性能とコストは、発電量や回収期間に影響します。一般的に、太陽光パネルの性能は、発電効率や出力保証などで評価できます。また、太陽光パネルのコストは、購入費用や設置費用だけでなく、補助金や売電収入なども考慮する必要があります。

太陽光パネルのメンテナンスと保証は、発電量や寿命に影響します。太陽光パネルは汚れや雪などで発電量が低下することがあります。

そのため、定期的に清掃や点検を行う必要があります。また、太陽光パネルは故障や劣化する可能性もあります。そのため、製品保証やアフターサービスなどを確認する必要があります。

太陽光パネルの設置と稼働・メンテナンス

①太陽光パネルの設置

太陽光パネルは、屋根や壁などに取り付けることができます。パネルの向きや角度、日照時間や影の影響などを考慮して取り付けるようにしましょう。また、パネル自体の重量や耐風性、耐震性なども確認する必要があります。

設置のポイントとしては、パネルの取り付けを専門業者に依頼することです。

費用を節約するために自分で設置しても、取り付け不備でかえって費用がかかってしまうことも考えられます。専門業者は、パネルの設置場所や条件に合わせて、最適な取り付け方法を提案してくれるので、プロに任せるのが良いでしょう。

安全に作業を行ってくれるので、パネルの性能や寿命も保証してくれます。

②太陽光パネルの稼働・メンテナンス

太陽光パネルは、取り付けた後に電気を発電するように接続しなければいけません。

接続する際には、パネルと電力会社の間に発電量や買取価格などを定めた契約を結ぶ必要があるので、手続きも怠らないようにしましょう。契約を結んだ後は、パネルが正常に稼働しているかを定期的にチェックします。

チェックする方法としては、パネルに付属しているモニターやアプリなどで確認できます。また、パネルの清掃や点検も定期的に行う必要があります。

清掃や点検は、専門業者に依頼するか、自分で行うことができます。自分で行う場合は、安全対策をしっかり考え、注意事項を守ることが重要です。

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太陽光パネルの後付けの注意点3つ

太陽光パネルの後付けは、エコな暮らしを実現するための有効な方法ですが、注意点もあります。

①費用対効果のプランニングを丁寧にする

②蓄電システムを検討する

③早めに専門家からの評価をしてもらう

順番に見ていきましょう。

費用対効果のプランニングを丁寧にする

注意点の1つ目としては、費用対効果のプランニングを丁寧にすることです。太陽光パネルの設置費用やメンテナンス費用、発電量や売電価格などを考慮して、長期的に見て採算が取れるかどうかを検討しましょう。

また、屋根の状態や方位、日照時間や影の有無なども太陽光発電の効率に影響しますので、専門家に相談して最適なパネルの種類や配置を決めることが必要です。

太陽光パネルの後付けは、自然エネルギーを活用して環境に優しい生活を送ることができ自分自身の金銭面にもメリットがあります。

事前に十分な調査や計画を行うことで、より満足度の高い結果を得ることができます。

蓄電システムを検討する

太陽光パネルの後付けの注意点として、蓄電システムを検討することが挙げられます。

蓄電システムとは、太陽光パネルで発電した電力を蓄えておく装置のことで、停電時や夜間などに自家消費することができます。蓄電システムを導入するメリットは、以下の通りです。

・電力会社からの電気代を節約できる

・停電時にも安心して生活できる

・再生可能エネルギーの利用率を高める

蓄電システムを導入することで電気代の節約や緊急時の生活が保障されているという点において大きなメリットがあります。

再生可能エネルギーの利用率を高めることにも繋がるので、自分自身だけではなく地球にも嬉しい効果が期待できるでしょう。

早めに専門家からの評価をしてもらう

太陽光パネルの後付けの注意点のひとつとして、早めに専門家からの評価をしてもらうことが重要です。なぜなら、太陽光パネルを設置するには、屋根の構造や耐荷重、方位や傾斜角などが適切であるかどうかを確認する必要があるからです。

もし、これらの条件が満たされていない場合は、太陽光パネルの性能が低下したり、建物の屋根自体に損傷を与えてしまう恐れがあります。また、太陽光パネルの種類やサイズ、配置方法なども専門家のアドバイスを受けることで、最適なものを選ぶことができます。

また、太陽光パネルの後付けは一度に大きな費用がかかる投資です。事前に専門家から評価をしてもらうことで、失敗のリスクを減らすことができるので安心して設置できるでしょう。

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太陽光パネルの後付けは専門業者に依頼すべき

太陽光パネルの設置は、専門的な知識や技術が必要な作業です。そのため、太陽光パネルを後付けする際は、専門業者に依頼すべきです。

ぜひ早めにご相談ください。

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