近年、再生可能エネルギーの利用拡大や災害時の電力供給確保の観点から、V2Hシステムが注目を集めています。
特に、ニチコンのV2H製品は、信頼性の高い国内ブランドとして、多くの家庭で導入が進んでいます。
しかし、その価格は高額であるため、導入を検討する際には補助金制度の利用が重要なポイントとなります。
ここでは、ニチコンV2Hの基本的な価格や補助金を適用した際の実質負担額について、詳しく解説していきます。
ニチコンV2Hの価格一覧
ニチコンV2Hは「ニチコンEVパワーステーション3機種」
- VCG-663CN3 スタンダードモデル
- VCG-663CN7 スタンダードモデル
- VCG-666CN7 プレミアムモデル
「ニチコントライブリッド蓄電システム3機種」
- ES-T3V1 トライブリッドV2H一体型
- ES-T3P1 トライブリッドV2Hポッド
- ES-T3PL1 トライブリッドV2Hポッド
上記の6機種があります。
それぞれの価格、サイズ等を確認していきましょう。
ニチコンEVパワーステーション3機種
型式 参考小売価格 サイズ
(横×高さ×奥行)重量 ケーブル長 保証期間 VCG-663CN3
スタンダードモデル498,000円 809×855×337mm 88kg 3.7m 2年 VCG-663CN7
スタンダードモデル548,000円 809×855×337mm 91kg 7.5m 2年 VCG-666CN7
プレミアムモデル898,000円 809×855×337mm 91kg 7.5m 5年
ニチコントライブリッド蓄電システム
型式 参考小売価格 サイズ
(横×高さ×奥行)重量 ケーブル長 保証期間 ES-T3V1
トライブリッド
V2H一体型1,300,000円 520×1180×260mm 69kg 7.5m 15年 ES-T3P1
トライブリッド
V2Hポッド1,500,000円 V2Hスタンド520×1180×260mm
V2Hポッド170×430×173mmV2Hスタンド
61kg
V2Hポッド
6.8kg3.5m 15年 ES-T3PL1
トライブリッド
V2Hポッド1,600,000円 V2Hスタンド520×1180×260mm
V2Hポッド170×430×173mmV2Hスタンド
61kg
V2Hポッド
8.7kg7.5m 15年
ニチコンV2Hの補助金活用後の価格は?
現在、電気自動車の国からの補助金として「V2H充放電設備補助」があります。
V2H充放電設備補助は、災害時に、電気自動車等の外部給電機能の活用を促進することによるレジリエンスの向上を図ることを目的として、V2Hの購入者(個人・地方公共団体・法人・その他団体等❨リース会社含む❩)に国が支給する補助金です。
V2H充放電設備補助の詳細は、以下の通りです。
補助金額 工事費:上限15万円
機器購入費:機器によって異なる(以下詳細⇩)VCG-663CN3 補助率1/2:24.9万円
補助率1/3:16.6万円VCG-663CN7 補助率1/2:27.4万円
補助率1/3:18.2万円VCG-666CN7 補助率1/2:44.9万円
補助率1/3:29.9万円ES-T3V1 補助率1/2:65万円
補助率1/3:30万円ES-T3P1 補助率1/2:75万円
補助率1/3:30万円ES-T3PL1 補助率1/2:75万円
補助率1/3:30万円申請受付期間 第1期:令和6年6月20日(木)~令和6年7月17日(水)
第2期:令和6年8月19日(月)~令和6年9月30日(月)詳細リンク 令和5年度補正・令和6年度当初予算 V2H充放電設備の導入補助金 ご案内
申請受付期間は9月30日(月)までとなっています。
お住まいの地域で補助金が活用できる場合があるため、地方自治体のホームページから補助金情報を確認してみてください。
V2H充放電設備補助は、毎年交付されている実績があるため、来年も通常通り交付が行われれば、この記事を参考に導入を検討するのも良いでしょう。
ニチコンV2Hの補助金活用の導入事例
ES-T3PL1費用:160万円
工事費用:40万円(工事相場40万円~50万円)
V2H充放電設備補助金(ES-T3PL1):75万円
V2H充放電設備補助金(工事費):15万円
自治体の補助金(岡山県):18万円
⇒自己負担額:92万円
※各補助金には、申請条件があります。必ずしもこの金額が補助されるとは限りません。補助金の詳細については、お問い合わせください。
ニチコンV2Hの対応国産車種
ニチコンV2H対応の国産電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)の車種を紹介していきます。
- 日産自動車
- 三菱自動車
- トヨタ自動車
- ホンダ自動車
- マツダ自動車
- SUBARU
それぞれ確認していきましょう。
日産自動車
三菱自動車
トヨタ自動車
ホンダ自動車
車種 種別 電池容量 航続距離 詳細リンク Honda e EV 35.5kWh 259km ホンダ自動車HP「Honda e」 N-VAN e EV 29.6kWh 245km ホンダ自動車HP「N-VAN e」
マツダ自動車
車種 種別 電池容量 航続距離 詳細リンク MX-30 EV MODEL EV 35.5kWh 256km マツダ自動車HP
「MX-30 EV MODEL」MX-30 ROTARY-EV PHEV 17.8kWh 107km マツダ自動車HP
「MX-30 ROTARY-EV」CX-60 PHEV PHEV 17.8kWh 75km マツダ自動車HP
「CX-60 PHEV」
SUBARU
車種 種別 電池容量 航続距離 詳細リンク SOLTERRA EV 71.4kWh 567km SUBARU HP「SOLTERRA」
国産自動車の他にも、海外メーカーの車種にもニチコンV2Hに対応しているものがあります。
ただし、全ての車種が対応しているとは限らないので、ニチコンV2Hの対応車種を確認してから導入するようにしましょう。
ニチコンV2Hにかかるコストを早く回収する方法は?
ニチコンV2Hにかかるコストを早く回収する方法は、太陽光発電と併用することです。
- 電気料金のピークシフトが実現
- FIT(固定価格買取制度)と組み合わせた収益化
- 電気自動車との円滑な連携
それぞれ確認していきましょう。
①電気料金のピークシフトが実現
太陽光発電とV2Hシステムを併用することで、電力のピークシフトが可能になります。
電力のピークシフトとは、電力使用量の多い時間帯を避けて、電力使用量の少ない時間帯に電気を利用することで、電力消費を平準化させることです。
日中、太陽光発電による余剰電力をV2Hや電気自動車に貯め、夜間や電力使用量が多い時間帯にその電力を使用することで、高い電気料金の時間帯を避けられます。
この戦略を取ることで、電力コストを削減し、早期にコスト回収を実現できます。
②FIT(固定価格買取制度)と組み合わせた収益化
太陽光発電で発電した電力の一部をV2Hに活用しつつ、余った電力を電力会社に売電することも可能です。
FIT(固定価格買取制度)を利用することで、発電した電気を一定価格で売ることができ、家庭のエネルギーコストをさらに削減しつつ、収益化を図れます。
これにより、太陽光発電のメリットを最大限に引き出し、V2Hの導入コストを早く回収することができます。
③電気自動車との円滑な連携
太陽光発電とV2Hは、電気自動車と円滑に連携できることが大きなメリットです。
電気自動車のバッテリーに充電して蓄えた電力を、家庭の電力として使用することで、家全体の電力使用量を大幅に抑えられます。
特に停電時や災害時には、電気自動車が家庭の非常用電源として機能し、安心感も高まります。
このような多機能性が、V2Hのコスト回収を早める大きな要因となります。
ニチコンV2Hをお得に導入したい方はご相談ください!
ニチコンV2Hは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を使って自宅に電力を供給できる画期的なシステムです。
しかし、導入する際には「できるだけコストを抑えたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、国や地方自治体が提供する補助金をうまく活用し、導入コストを削減することが賢い選択です。
地方自治体が支給している補助金が貰える可能性があるため、ご自身が該当するかどうか確認しておくと良いでしょう。
当社では、補助金のサポートが充実しており、経験豊富なスタッフが、あなたに最適な導入プランをご提案し、V2Hシステムの魅力を最大限に活かす方法をお伝えします。
お問い合わせは無料ですので、「今こそニチコンV2Hをお得に導入したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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