「また、電気代とガス代の請求が来る…」と、毎月の光熱費に頭を悩ませていませんか?
生活をしていくうえで、絶対に必要なのが電気代とガス代などの光熱費。
光熱費は、毎月支払わなければいけないので、なんとか安く済ませたいですよね。
実は、オール電化住宅のように、エネルギーの使用をすべて電気でまかなえれば、光熱費を安くできるんです。
この記事では、電気代とガス代の平均額を紹介し、電気・ガスのメリット・デメリットなどについても解説します。
光熱費にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【世帯別】電気代とガス代の平均額
世帯ごとの電気代とガス代の平均額は、以下のとおりです。
世帯数 電気代 ガス代 総世帯 8,606円 4,066円 単身 5,482円 3,001円 2人 9,183円 4,330円 3人 10,655円 4,930円 4人 11,376円 4,882円
引用:総務省統計局「家計調査−家計収支編−2021年 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
電気代とガス代の平均額は、節約方法やライフスタイルによって変動します。
料理が好きな方、お風呂が長風呂の方は、ガス代が高くなり、エアコンを24時間動かす方は、電気代が高くなります。
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自身の使用状況が平均額と比べて、どれくらい差があるかを確認し、明らかに金額が高い場合は、改善策をすぐに見つけることが重要です。
電気ガス併用住宅とオール電化住宅
ここでは、以下の内容について解説していきます。
- 電気ガス併用住宅とは?
- オール電化住宅とは?
それぞれ、確認していきましょう。
電気ガス併用住宅とは?
電気ガス併用住宅とは、電気とガスの両方をエネルギー源として利用する住宅のことです。
料理や給湯でガスコンロを使用し、エアコンに電気を使うなど、それぞれのエネルギーの利点を活かして、生活をおこないます。
オール電化住宅とは?
オール電化住宅とは、調理、暖房、給湯など全てのエネルギー需要を、電気でまかなっている住宅のことです。
ガスを全く使用せずに、IHクッキングヒーター、エコキュートやエアコンなどの家電のみを使っています。
2000年代頃から誕生し、火を使わない、クリーンで安全な住宅として広まりました。
現在では、新築住宅の4割が、オール電化住宅になっています。
【比較】電気ガス併用住宅とオール電化どっちが安い?
電気ガス併用住宅とオール電化住宅では、どちらが安いのでしょうか?
ここでは、以下の内容について比較をおこなっていきます。
- エネルギーコスト
- 基本料金
それぞれ、確認していきましょう。
【エネルギーコスト】
1kWhごとの、エネルギーコストについての比較は、以下のとおりです。
1kWhごとのエネルギーコスト 条件 電気 35.96円(6:00〜1:00)28.06円(1:00〜6:00) 東京電力エナジーパートナースマートライフS ガス 9.89円(※1) 東京電力エナジーパートナーとくとくガスプラン
※都市ガス価格126.54円/㎥、1kWh=860kcal、都市ガスの発熱量を11,000kcal/㎥として計算
1kWhあたりのエネルギーコストは、ガス代のほうが安くなります。
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【基本料金】
基本料金についての比較は、以下のとおりです。
電気ガス併用住宅 オール電化住宅 電気:基本料金 295.24円 295.24円 都市ガス:基本料金 1024.32円 なし 基本料金合計 1319.56円 295.24円
エネルギーコストだけ比較すると、ガスの方が安いですが、基本料金まで考慮すると、電気だけを使用するオール電化住宅のほうが、安くなります。
ただし、電気やガスの使用量、料金プランや生活スタイルによって変動するので、十分に検討することが重要です。
ガスのメリット・デメリット
ここでは、ガスのメリットとデメリットを紹介します。
ガスのメリット
ガスは、エネルギー効率が良く、すぐに高温になるので、料理や給湯に最適です。
瞬時に高温になり、火力の調節も簡単なので、料理をするときに温度管理がしやすいです。
また、プロパンガスであれば、家庭ごとに設置されているので、災害時でも復旧が早く、すぐに料理をしたり、お風呂に入ることができます。
ガスのデメリット
ガスは、直火を扱うため、ガス漏れや火災に注意しなければいけません。
火の燃焼には、新鮮な空気が必要なため、空気の入れ替えが必要であったり、定期的な機器のメンテナンスが必要です。
また、ガスコンロの燃焼部位(五徳など)は、IHコンロと比べて、日頃のお手入れなどがしにくいというデメリットもあります。
電気のメリット・デメリット
ここでは、電気のメリットとデメリットを紹介します。
電気のメリット
電気は安全性が高く、環境に優しいエネルギーです。
IHコンロでは、直火を使わないため、火災のリスクが低く、触れても火傷の危険が少ないというメリットがあります。
さらに、太陽光発電を利用すれば、トータルの光熱費を安くすることが可能です。
安全性やコスト面を重視する家庭では、電気がおすすめです。
電気のデメリット
電気は、停電時に使えなくなるのが、1番のデメリットです。
日本は、台風や地震などの自然災害が多いので、停電が起こることがとても多いです。
停電時には、全ての電気機器が使えなくなるため、エアコンや調理ができなくなり、生活に大きな支障がでます。
電気だけを使用するオール電化住宅にする場合は、蓄電池設備の導入や、カセットコンロの準備など、対策をしておく必要があります。
トータル光熱費はガス代に比べて電気代の方が安い!
電気やガスの基本料金を含めて、トータルでの光熱費を考えた場合、実は電気代の方がガス代に比べて安くなることが多いです。
最新の省エネ技術を取り入れた家電の普及によって、オール電化住宅の光熱費は、電気ガス併用住宅よりも安くなります。
また、太陽光発電システムや蓄電池設備の導入により、自宅で電力を生成し、余剰電力の売電や電気の蓄積をすることができるので、光熱費をさらに削減できます。
オール電化住宅は、新しい家電の購入など初期投資が必要になりますが、長期的にみると、大きくコストを減らせます。
電気代が高騰して、お悩みの方は、ぜひ参考にしてください。