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ソーラーパネルの発電量は?日陰の発電量など目安になる計算式を解説

公開日:
2023.11.29

ソーラーパネルは、太陽光を電気に変換する装置です。

ソーラーパネルの発電量は、太陽光の強さや角度、季節や時間帯などによって変化します。

では、ソーラーパネルの発電量を計算するにはどうすればいいのでしょうか?

また、日陰になった場合や曇りの日など、太陽光が弱い場合の発電量はどれくらいになるのでしょうか?

この記事では、ソーラーパネルの発電量に関する基礎知識や計算方法をご紹介します。

ソーラーパネルの発電量を示す基本計算式

ソーラーパネルの発電量は、以下の要素によって決まります。

・ソーラーパネルの容量(W)

・ソーラーパネルの効率(%)

・日射量(kWh/m2)

・日照時間(h)

これらの要素を用いて、ソーラーパネルの発電量(kWh)は次のように計算できます。

「ソーラーパネルの発電量 = ソーラーパネルの容量 × ソーラーパネルの効率 × 日射量 × 日照時間」

例えば、容量が300W、効率が20%、日射量が4kWh/m2、日照時間が6hのソーラーパネルがあるとします。この場合、ソーラーパネルの発電量は次のようになります。

ソーラーパネルの発電量 = 300(W) × 0.2(%) × 4(kWh/m2) × 6(h)  = 1.44kWh

このように、ソーラーパネルの発電量を示す基本計算式は、ソーラーパネルの特性や地域の気象条件に応じて変化します。ソーラーパネルを設置する際には、これらの要素を考慮して最適なサイズや位置を選ぶ必要があります。

ソーラーパネルの容量別|発電量の目安

ソーラーパネルの容量とは、太陽光を受けて発電できる最大の電力を表すものです。

一般的に、ソーラーパネルの容量が大きいほど、発電量も多くなります。

しかし、発電量はソーラーパネルの容量だけで決まるわけではありません。

発電量に影響する要因としては、以下のようなものがあります。

ソーラーパネルの発電量に影響する6つの要因

①太陽光の強さ

太陽光が強いほど、ソーラーパネルに当たる光子の数が多くなり、発電量が増えます。

②太陽光の角度

太陽光がソーラーパネルに直角に当たるほど、発電量が最大になります。

太陽光が斜めに当たると、反射や屈折によって発電量が減少します。

③ソーラーパネルの向き

ソーラーパネルは南向きに設置すると、一日中太陽光を受けやすくなります。

東西に設置すると、朝や夕方に発電量が増えますが、昼間は減少します。

④ソーラーパネルの傾き

ソーラーパネルは地域や季節に応じて最適な傾きに調整すると、発電量が向上します。

一般的には、冬は傾きを大きくし、夏は傾きを小さくすると良いとされています。

⑤ソーラーパネルの温度

ソーラーパネルは高温になると発電効率が低下します。

そのため、ソーラーパネルの裏側に空気が流れるように通気性を確保すると、発電量が増えます。

⑥ソーラーパネルの汚れ

ソーラーパネルにほこりや花粉などが付着すると、太陽光を遮って発電量が減少します。

そのため、定期的に清掃することが必要です。

以上のような要因を考慮して、以下ではソーラーパネルの容量別の発電量の目安を示します。

ただし、これらはあくまで目安であり、実際の発電量は個々の環境や条件によって異なります。

ソーラーパネルの容量が大きいほど、発電量も多くなりますが、コストやスペースも考慮する必要があります。

自分の用途や目的に合ったソーラーパネルを選ぶことが重要です。

ここからは、容量別に発電量を見ていきましょう。

10wのソーラーパネルの場合

10wのソーラーパネルは小型で軽量なため、持ち運びや設置が容易です。

また、価格も安価であり、初心者や趣味用途に適しています。

しかし、発電量は非常に少なく、スマートフォンやLEDライトなどの小さな機器を充電する程度です。

一日あたりの平均発電量は48wh(ワット時)程度です。

20wのソーラーパネルの場合

20wのソーラーパネルは10wよりも若干大きく重くなりますが、まだ持ち運びや設置が可能です。

価格も手頃であり、キャンプやアウトドアなどのレジャー用途に適しています。

発電量は10wの倍程度であり、スマートフォンの充電など小型機器を充電することができます。

一日あたりの平均発電量は96wh程度です。

30wのソーラーパネルの場合

30wのソーラーパネルは20wよりもさらに大きく重くなりますが、まだ持ち運びや設置が可能です。価格も高くなりますが、まだ手頃な範囲です。

発電量は20wの1.5倍程度ではありますが、まだテレビや冷蔵庫などの大型の機器の充電は力不足で、スマートフォンやデジタルカメラなどの充電が適しています。

一日あたりの平均発電量は144wh程度です。

40wのソーラーパネルの場合

40Wのソーラーパネルは、30Wのものと比較すると、サイズと重さが若干増しています。

それにも関わらず、持ち運ぶのに適した大きさであり、設置も比較的容易です。

価格の面では、やはり30Wのものよりは高価にはなりますが、購入を検討する際に無理な負担とはならない範囲です。

また、発電性能は30Wの1.3倍と向上しており、これによりスマホやデジカメ、そして手持ち式の電子ゲーム機などの充電も可能です。

実際の日常使用での一日の平均発電量を見ると、192whとなっています。

50wのソーラーパネルの場合

50wのソーラーパネルは40wよりもさらに大きく重くなります。

持ち運びもまだ可能範囲ではありますが、ものによっては移動や設置が難しいものもあります。価格は40Wのものよりも高くなりますが、まだ手頃な範囲でしょう。

発電量は40wの1.25倍程度で、一日あたりの平均発電量は240whです。

50w程度あれば、スマホからタブレット、ノートパソコンの充電まで対応します。

100wのソーラーパネルの場合

100wのソーラーパネルは50wよりもさらに大きく重くなり、持ち運びや設置が困難になります。また価格も高くなりますが、充電力としてはあまり充実していません。

この程度では冷蔵庫やテレビなどには対応できず、あくまでスマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどの充電がメインの使い道になります。

なお、発電量は50wの2倍程度であり、一日あたりの平均発電量は480whです。

150wのソーラーパネルの場合

150wのソーラーパネルは100wよりもさらに大きく重くなり、持ち運びや設置が困難になります。

発電量は100wの1.5倍程度であり、このレベルから小型ではありますが、テレビや冷蔵庫などの大型の機器に対応します。一日あたりの平均発電量は720whです。

200wのソーラーパネルの場合

200wのソーラーパネルは、150wよりもさらに大きくなり、屋根に取り付けることが可能です。中型冷蔵庫や大型テレビにも対応できます。

発電量も150wよりもかなり増加し、同じ条件で計算すると、200wのソーラーパネルは1日あたり960whの発電量が期待できます。

これは、テレビやパソコンなどを数時間使う程度の消費電力に相当し、生活スタイルにもよりますが、自家発電のみで生活できる場合もあります。

300wのソーラーパネルの場合

300wのソーラーパネルも、基本は屋根に取り付けるものになります。

洗濯機やテレビ、デスクトップPCなどに対応しています。

発電量も200wよりも大幅に増えます。

同じ条件で計算すると、300wのソーラーパネルは1日あたり1440whの発電量が期待できます。

これは、冷蔵庫やテレビなどを一日中使う程度の消費電力に相当します。

400wのソーラーパネルの場合

400wのソーラーパネルは、300wよりもさらに大きくなりますが、屋根に取り付けることが可能です。家電であればほとんど全てに対応できます。

発電量も300wよりも非常に増えます。

同じ条件で計算すると、400wのソーラーパネルは1日あたり1920whの発電量が期待できます。これは、エアコンや洗濯機などを使う程度の消費電力に相当します。

ソーラーパネルの発電量に日陰は影響する?

ソーラーパネルの発電量に日陰は影響するかという問題は、多くの人が気になるところでしょう。

結論から言えば、日陰になると、ソーラーパネルの一部や全部が太陽光を受けられなくなり、発電量が低下する可能性があります。

ソーラーパネルは太陽光を直接受けることで最大の発電効率を発揮します。

その太陽光を直接受けることができない日陰の影響は非常に大きいです。

ソーラーパネルの種類や接続方法、日陰の大きさや位置などによって異なりますが、一般的には、日陰の面積が大きければ大きいほど発電量は減少します。

そのため、ソーラーパネルを設置する際には、周囲の建物や樹木などによる日陰を避けることが重要です。

また、日陰が避けられない場合には、ソーラーパネルの種類や接続方法を工夫することで、発電量の低下を抑えることができます。

日陰時のソーラーパネルの発電量計算

日陰時のソーラーパネルの発電量を計算する方法について紹介します。

日陰時とは、パネルの一部や全部が建物や樹木などによって遮られている状態を指します。

この場合、パネルに当たる太陽光は散乱日光や反射日光が主となり、発電量は大幅に低下します。しかし、完全に発電しなくなるわけではありません。

日陰時のソーラーパネルの発電量を計算するには、以下の手順を踏みます。

①パネルに当たる太陽光の強さを測定する

これは、照度計や太陽放射計などの機器を使って測定できます。また、気象庁やインターネットなどからも参考値を得ることができます。

②パネルの種類や効率を確認する

これは、パネルの製品情報や仕様書などから確認できます。一般的には、単結晶シリコンや多結晶シリコンなどの結晶系パネルは効率が高く、アモルファスシリコンや有機系などの薄膜系パネルは効率が低いです。

③パネルの温度を測定する

これは、温度計やサーモグラフィーなどの機器を使って測定できます。

また、気温や風速などからも推定できます。

一般的には、パネルの温度が高くなると発電量が低下します。

④パネルの向きや傾きを測定する

これは、コンパスや角度計などの機器を使って測定できます。

また、地図やアプリなどからも確認できます。

一般的には、パネルの面が南向きで傾きが30度程度が最適です。

⑤上記の値をもとに、以下の公式で日陰時のソーラーパネルの発電量を計算する。

日陰時のソーラーパネルの発電量(W)= パネル面積(m2)× 太陽光強度(W/m2)× パネル効率(%)× 温度係数(%)× 角度係数(%)

「温度係数」とは、パネルの温度が25℃から1℃変化すると発電量が何%変化するかを示す値で、パネルの種類によって異なります。一般的には、-0.4%から-0.5%程度です。

「角度係数」とは、パネルの面と太陽の位置が垂直から何度ずれると発電量が何%変化するかを示す値で、パネルの種類によって異なります。

一般的には、0.8%から0.9%程度です。

以上が、日陰時のソーラーパネルの発電量計算についての説明です。

ただ日陰時のソーラーパネルの発電量は、直射日光時に比べて大幅に低下しますが、ゼロになるわけではありません。

日陰時のソーラーパネルの発電量を正確に計算するには、様々な要因を考慮する必要があります。

ソーラーパネルの発電量を最大化する8のポイント

ソーラーパネルの発電量を最大化するには、次のようなポイントを意識すると良いでしょう。

①高効率なソーラーセルの選択

②適切なソーラーパネルの容量・サイズ選び

③角度と方向を適切に設置

④冷却・通気性の確保

⑤パネルの清掃とメンテナンス

⑥システムの最適化とモニタリング

⑦環境条件を考慮した運用

⑧マイクロインバーター・パワーオプティマイザーの使用

これらの方法を取り入れることで、太陽光発電の効率や経済性を高めることができます。

高効率なソーラーセルの選択

ソーラーパネルの発電量は、ソーラーセルの効率に大きく影響されます。

ソーラーセルとは、太陽光を電気に変換する素子のことで、一般的にはシリコンが主な材料として使われています。

しかし、シリコンにも種類があり、単結晶や多結晶、アモルファスなどがあります。

これらの種類によって変換効率や価格が異なります。

単結晶は、最も高効率ですが製造コストも高いです。

多結晶は、効率はやや低いですが安価で入手しやすいです。

アモルファスは効率が最も低いですが、柔軟性があり曲面にも貼り付けることができます。

自分の予算や設置場所に合わせて、最適なソーラーセルを選ぶことが重要です。

適切なソーラーパネルの容量・サイズ選び

ソーラーパネルの発電量は、ソーラーパネルの容量やサイズにも関係します。

ソーラーパネルの容量とは、単位時間あたりに発電できる最大電力のことで、単位はワット(W)やキロワット(kW)で表されます。

一般的には、容量が大きいほど発電量も多くなります。

しかし、容量が大きいということは、ソーラーパネルのサイズも大きくなるということです。

サイズが大きいと、設置場所や設置方法に制限が生じる可能性があります。

また、容量が大きすぎると発電した電力を余らせてしまうかもしれません。

そういった場合は売電することで収入を得ることができますが、売電価格は年々下落しています。

そのため、自分の家庭や事業所の電力消費量を把握し、必要な容量を見積もることが必要です。

角度と方向を適切に設置

ソーラーパネルの発電量は、太陽光を直接受けることで最大限に発電します。

そのため、ソーラーパネルの角度や方向も非常に重要な要素です。

ただ理論だけ言えば、太陽の位置に応じて角度や方向を調整するべきですが、一般的な屋根に設置する場合は、自由に変えることは困難です。

そこで出来るだけ南向きの屋根に設置しましょう。

また、角度は地域や季節によって変わりますが、一般的には30度から40度が適切とされています。

冷却・通気性の確保

ソーラーパネルの発電量は、ソーラーパネルの温度にも影響を受けます。

ソーラーパネルは太陽光を電気に変換する際に熱を発します。

その熱がソーラーパネルの温度を上昇させると、発電効率が低下します。

そのため、ソーラーパネルの裏側に空気の流れを確保することで冷却することが必要です。

また、ソーラーパネルの表面に汚れや雪が付着すると、太陽光を遮って発電量が減少します。

そのため、定期的に清掃することや傾斜角を大きくすることで自然に落下させることが必要です。

パネルの清掃とメンテナンス

ソーラーパネルの発電量は、ソーラーパネルの清掃やメンテナンスにも関わります。

ソーラーパネルは長期間にわたって使用されるため、劣化や故障が起こる可能性があります。そのため、定期的に点検や修理を行うことで、発電量の低下や安全性の確保を図る必要があります。

特にソーラーパネルの表面には埃や花粉、鳥の糞などが付着することがあります。

これらの汚れは太陽光を遮って発電効率を低下させるだけでなく、ソーラーセルの故障の原因になることもあります。

定期的に水や布などで清掃しましょう。

システムの最適化とモニタリング

ソーラーパネルの発電量は、ソーラーパネルだけでなく、それ以外のシステム全体にも依存します。ソーラーパネルから発電された直流電力は、インバーターという装置で交流電力に変換されて家庭や事業所で使用されます。

しかし、インバーターにも種類や性能があり、それによって発電量や効率が変わります。

また、インバーターから配電盤やコンセントまでの配線や接続部分にも問題があると、電力損失や火災などのリスクが高まります。

そのため、システム全体を最適化することや、発電量や消費量をモニタリングすることで問題点を把握し改善することが必要です。

環境条件を考慮した運用

ソーラーパネルの発電量は、日照時間や日射量、気温、風速などの環境条件に大きく左右されます。

一般的には、日照時間が長く、日射量が強く、気温が低く、風速が適度な場所は発電量が高くなります。

逆に、日照時間が短く、日射量が弱く、気温が高く、風速が強すぎるか弱すぎる場所では発電量が低下します。

したがって、ソーラーパネルを設置する際には、その場所の環境条件を把握し、最適な角度や方向に向けることが重要です。

また、季節や天候に応じて、ソーラーパネルの角度や方向を調整することも効果的です。

マイクロインバーター・パワーオプティマイザーの使用

ソーラーパネルは、直流電力を発生しますが、一般的な家庭や事業所では交流電力を使用します。

そのため、ソーラーパネルから得られた直流電力を交流電力に変換する装置が必要です。

この装置をインバーターと呼びます。

インバーターには、大きく分けて2種類あります。

一つは、複数のソーラーパネルから集めた直流電力を一括して交流電力に変換するストリングインバーターです。

もう一つは、各ソーラーパネルごとに直流電力を交流電力に変換するマイクロインバーターです。

ストリングインバーターの場合、一つのソーラーパネルに影や汚れなどがかかると、その影響が他のソーラーパネルにも及び、全体の発電量が低下します。

しかし、マイクロインバーターの場合、各ソーラーパネルが独立して動作するため、影や汚れなどの影響を最小限に抑えることができます。

その結果、発電量を最大化することができます。

また、マイクロインバーターは、各ソーラーパネルの発電状況をリアルタイムで監視することも可能です。

パワーオプティマイザーは、マイクロインバーターと同様に各ソーラーパネルごとに設置される装置ですが、直流電力を交流電力に変換するのではなく、直流電力の品質や量を最適化する役割を果たします。

パワーオプティマイザーを使用すると、影や汚れなどの影響を軽減し、発電量を向上させることができます。

パワーオプティマイザーは、ストリングインバーターと併用することも可能です。

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