一人暮らしの電気使用量がどれくらいか、気になる方は多いと思います。
最近では、一人暮らしでも電気代が高額となり、お悩みの方も増えてきているようです。
しかし実際、一人暮らしの電気量を減らすにはどうしたらいいか分からない方が多いのが現状です。
一人暮らしの電気代が高いとは思っていても、どのように電気量を減らせばよいか、知っている人は少ないです。
今回は、そんな一人暮らしの電気使用量がどれくらいか、高くなる原因、節電の方法について詳しく紹介していきます。
この記事を読んだ後は、一人暮らしで電気の使用量を抑えられること間違いなしです！
一人暮らしの電気の使用量の平均
一人暮らしの電気使用量の平均は、どれくらいなのでしょうか。
季節ごとの電気代の違いや、家族世帯との電気代の違いを見ていきます。
一人暮らしの季節ごとの1カ月の電気代の平均
総務省の家計調査によると、一人暮らしの季節ごとの1カ月の電気代の平均は以下のとおりです。
【1ヶ月あたりの電気代の平均】
月 金額 1〜3月 7,749円 4〜6月 6,333円 7〜9月 6,418円 10〜12月 6,557円
表からわかるように、1年のうち、１〜３月が、最も電気代が高くなっています。
季節ごとの電気代の違い
暖房器具を使用する冬の時期（1〜3月）の、１ヶ月あたりの平均電気代は、7,749円であり、4〜6月と比較すると1,400円程度高くなっています。
冬に暖房器具を使用することで、電気量が増えるため、電気代が高くなってしまいます。
一方で、夏に冷房器具を使っても、電気代はそこまで上がらない傾向にあることがわかります。
一人暮らしと家族世帯の電気代の違い
各世帯ごとの、平均的な電気代は、以下のとおりです。
世帯 金額 単身世帯 6,333円 二人世帯 9,019円 2人以上の家族世帯 12,678円
家族が増えることで、電気代も平行して高くなる傾向にあります。
一人暮らしの電気代が高くなる４つの原因
一人暮らしの電気代が高くなる原因として、以下の4つの原因が考えられます。
- 消費電力の大きい家電を使っている
- ライフスタイルが変わった
- 契約アンペア数が大きい
- 電気料金プランがライフスタイルに合っていない
それぞれ、確認していきましょう。
原因①消費電力の大きい家電を使っている
消費電力の大きい家電を使っていると、電気代が高くなります。
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特に、ファンヒーターなどの暖房器具は、消費電力が大きく、長時間使用していると電気代が高くなりやすいです。
原因②ライフスタイルが変わった
在宅ワークで自宅にいる時間が長くなったなど、ライフスタイルが変わったことも電気代が高くなりがちです。
自宅にいる時間が長い分、消費する電力は多くなるため、電気代が高くなってしまう原因となります。
原因③契約アンペア数が大きい
契約アンペア数が大きいことも、電気代の金額に影響しています。
基本料金制の場合、契約アンペアに応じて基本料金が決まります。
一人暮らしの契約アンペア数の目安は、20〜30Aですが、契約アンペア数が目安を大幅に超えている場合は、見直すことで電気代を節約することができます。
原因④電気料金プランがライフスタイルに合っていない
電気料金プランがライフスタイルに合っていないことも、電気代が高くなる原因です。
近年は、契約する電力会社を自由に選べるようになり、さまざまな電力料金プランが用意されています。
電気料金プランを見直したりすることで、電気代を節約できます。
電気代を節約する６つの方法
一人暮らしの電気代が高くなる原因を知ったところで、今度は電気代を節約する方法を紹介していきます。
電気代を安くするには、以下のような方法があります。
- 使っていない家電はこまめに電源を切る
- 古い家電は買い換えを検討する
- 家電の設定温度を見直す
- 夜間に家電を使う
- 家電の使い方を見直す
- 電力会社やプランを変更する
それぞれ、確認していきましょう。
①使っていない家電はこまめに電源を切る
部屋の電気がついたままだったり、長い期間使っていない家電のコンセントがささったままだと余計な電気を消費します。
こまめに家電の電源を切ったり、コンセントを抜くことで、余計な電力を消費してしまうのを防げます。
②古い家電は買い換えを検討する
省エネ家電や節電モード付きの電気製品が販売されているため、10年以上使用している家電は買い替えることで電気代が安くなります。
家電を買い換える際は、省エネ性能も意識して選んでみましょう。
③家電の設定温度を見直す
電気製品の設定温度を見直すだけで、電気代を節約することが可能です。
たとえば、エアコンの冷房の温度を1℃上げるだけで約10％の電力を削減できるといわれています。
④夜間に家電を使う
電気料金プランによっては、夜間は電気代が安くなる料金プランもあります。
夜間の電気代が安くなるプランは、オール電化のプランに多く、電気温水器や電気給湯器などは夜間の安い電力を利用することで電気代を節約することができるでしょう。
ライフスタイルを把握したうえで、電気料金のプランを見直すことをおすすめします。
⑤家電の使い方を見直す
家電の使い方を見直すことも電気代の節約につながります。
年間で数千円、生涯で数十万円の節約になりますし、無駄使いしない心がけを習慣化していきましょう。
⑥電力会社やプランを変更する
どんな電力会社を利用しているか、どんな電気料金プランを契約しているかも重要です。
電気代は住んでいる地域や電力会社のプランによって異なります。
引っ越しの時に契約したまま、見直していないという方も多いでしょう。
夜に家に居ることが多い方や日中に在宅勤務で使う電力が多い方など、生活スタイルにあったプランに見直していきましょう。
電力会社やプランを見直すときのポイント
電力会社やプランを見直す場合には、いくつかポイントがあります。
それぞれ、確認していきましょう。
①電力会社やプランを見直すポイント
電力会社やプランを見直すポイントは、電気料金の安さはもちろんのこと、プランの充実度や柔軟さ、緊急時のサポート対応、特典の有無などが重要です。
この部分に注目すると、ご自身に合った電力会社やプランを選択できるようになります。
②サポートが充実しているか
電気料金が安いことだけに注目するのではなく、サポートが充実しているかどうかも、電力会社やプランを検討するポイントの1つです。
生活するなかで、電気に関するトラブルが発生した場合以外にも、スピーディに対応してくれるサポートがあると安心です。
電力会社によっては、生活に関するサポートサービスがある会社もあります。
ただし、サポート時間に制限があったり、お金がかかることもあるため、サポートの内容を確認して選んでいきましょう。
③お得な特典があるか
電力会社や電気料金プランによっては、さまざまな特典があるので、特典をうまく活用して、お得に電気を使っていきましょう。
お得な特典の例として、ガスとセットで契約すると電気料金がお得になる「セット割」のある会社もあります。
ガス料金が安くなる場合もあるため、電気とガスをセットで契約することで光熱費を削減できるケースもあります。
まとめ
今回は、一人暮らしの電気の使用量はどれくらいか、実態を調査してきました。
一人暮らしの電気代が高くなる原因は、契約アンペアが大きいことや、契約プランが合っていない、消費電力が大きい家電を使っていることが考えられます。
古い家電を買い替えたり、夜間に家電を使うなどの対策をおこなって、電気代を節約するのも良いですが、電力会社やプランを見直すことも電気代を効率的に削減することができます。
一人暮らしの電気代が高いとお悩みの方は是非、この機会に電力会社やプランを見直して電気代を削減してみてはいかがでしょうか。
