電力自由化が進む中、多くの新電力会社が登場していますが、その中でも注目を集めているのが「カブアンドでんき」です。
電気料金の割引だけでなく、株引換券がもらえるという独自のサービスを提供しており、「本当にお得なのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、カブアンドでんきの基本情報や料金プランを詳しく解説し、実際の電気代は高いのか、それともお得なのかを徹底検証します。
カブアンドでんきは、株式会社カブ&ピースが提供する電力サービスで、利用料金に応じて株引換券が付与される点が特徴です。
設立 2024年2月9日 本社所在地 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR六本木オフィス 提供エリア 沖縄電力エリアと一部離島を除く、全国の9電力エリア 料金 利用料金の1%分の株引換券が付与される(プラス会員は2%) 初期費用 現在の電気会社への解約手続き不要で乗り換え可能
カブアンドでんきの電気代と株引換券は、本当にお得?
電力自由化により、多くの新電力会社が登場していますが、その中でも特に注目されているのが「カブアンドでんき」です。
電気料金の支払いに応じて株引換券がもらえるという独自の仕組みを採用しており、単なる電気代の節約だけでなく、資産運用の一環としても期待されています。
しかし、実際にこのサービスが本当にお得なのか、電気料金が高くなるリスクはないのか、慎重に検討する必要があります。
①電気料金と株引換券の仕組み
カブアンドでんきでは、電気の利用料金に応じて株引換券が付与される仕組みになっています。
基本的な還元率は以下の通りです。
- 通常会員:利用料金の1%分の株引換券が付与
- プラス会員:利用料金の2%分の株引換券が付与
例えば、月々の電気料金が10,000円の場合、通常会員は100円分、プラス会員は200円分の株引換券を受け取ることができます。
株引換券は一定数貯めると、カブアンド社の株と交換できる仕組みですが、その価値が今後どのように変動するかは不確定要素が多いのが実情です。
②もらえる株の価値と実際の投資効果
カブアンドでんきの株引換券は、現時点では未公開株と交換可能な仕組みとなっています。
これは、将来的に企業が成長し上場すれば大きなリターンを得られる可能性がある一方、上場しなければ換金が難しいリスクも伴います。
また、電気料金の1%〜2%という還元率を考慮すると、月々の電気代が10,000円の場合、年間で1,200円〜2,400円分の株引換券が付与される計算になります。
これは、他の電力会社のポイント還元プログラムと比較して特別に高い還元率ではないため、単純な電気代の節約目的で契約を考える場合は慎重な判断が必要です。
③ 「株がもらえる」だけで契約すると後悔する可能性は?
カブアンドでんきの大きな魅力は「株がもらえる」点ですが、それだけを理由に契約すると後悔する可能性もあります。
特に、以下の点には注意が必要です。
- 電気料金自体は必ずしも最安ではないため、月々の支払いが増える可能性がある
- 株引換券の価値が変動し、上場しなければ換金できないリスクがある
- 長期間契約しないと十分な株数を獲得できない可能性がある
特に、電気料金の安さを重視する場合は、他の電力会社と比較し、料金プランが自身の生活スタイルに合っているかをしっかり確認することが重要です。
④「契約したら電気代が高くなった」という声は本当?
カブアンドでんきの料金プランについては、一部の利用者から「契約したら電気代が高くなった」という声も聞かれます。
特に、以下のケースでは電気料金が割高になる可能性があるため、事前に確認が必要です。
- オール電化住宅の利用者
深夜料金の安い電力プランを利用している場合、カブアンドでんきの料金体系と合わない可能性がある
- 地域ごとの電力会社の燃料費調整単価の影響
一部のエリアでは、燃料費調整単価が上限に達しているため、乗り換えによって逆に料金が上がることがある
- 割引プランの適用がなくなるケース
従来の電力会社のセット割や長期契約特典がなくなることで、トータルコストが増えることがある
電気料金の節約を目的に契約を検討している場合は、カブアンドでんきの料金プランと自身の電気使用状況をしっかり比較し、適切な選択をすることが重要です。
カブアンド 電気代の実態を調査
カブアンドでんきは、電気料金の支払いに応じて株引換券がもらえるという独自の仕組みを提供しています。
しかし、実際の電気料金がどのように変動するのか、契約後に思わぬ出費が発生する可能性はないのか、慎重に検討する必要があります。
ここでは、カブアンドでんきの電気代の実態について詳しく調査し、燃料費調整額の影響、オール電化住宅向けプランの有無、解約手続きの手間などについて解説します。
①燃料費調整額の上限がなく、電気代が想定以上に上がるリスク
カブアンドでんきの電気料金は、大手電力会社の規制料金とは異なり、燃料費調整額に上限が設けられていません。
そのため、原油や液化天然ガス(LNG)などの燃料価格が上昇した場合、そのまま電気料金に反映されるため、契約後に想定以上の電気代負担が発生する可能性があります。
燃料費調整額とは?
燃料費調整額は、発電に使用する燃料の価格変動を電気料金に反映させる仕組みです。
大手電力会社の場合、燃料費調整額には上限が設けられているため、急激な価格上昇があっても一定額以上は上がらないように調整されています。
しかし、カブアンドでんきではこの上限がないため、国際的なエネルギー価格の変動によって電気料金が大幅に上がるリスクがあります。
例えば、2022年〜2023年にかけて燃料価格が急騰した際、多くの新電力会社で電気料金が想定以上に上昇し、利用者の負担が大きくなったという事例もあります。
カブアンドでんきを契約する際は、燃料費調整額の上限がないことを理解し、料金の変動リスクを考慮することが重要です。
②オール電化向けプランがなく、電気代が割高になる可能性
カブアンドでんきには、オール電化向けの専用プランが用意されていないため、オール電化住宅で契約すると電気代が割高になる可能性があります。
オール電化向けプランがないと何が問題?
オール電化住宅では、通常深夜電力の単価が安い電気プランを利用することで、電気代の負担を抑える仕組みになっています。
しかし、カブアンドでんきは時間帯別の割引がなく、一律の電気料金プランとなっているため、オール電化住宅で契約すると深夜の電力単価が高くなり、結果的に電気代が上がる可能性が高いのです。
オール電化住宅では、電気の使用時間帯に応じた割引が適用される専用プランを提供している大手電力会社の方が、電気代を抑えやすい傾向にあります。
例えば、オール電化向けプランを利用すると、月額の電気代は約12,000円程度に抑えられるケースが多いですが、カブアンドでんきの標準プランでは、深夜料金の割引がないため、月額約15,000円と割高になる可能性があります。
このように、オール電化住宅では、大手電力会社の専用プランの方がコストメリットが大きい場合が多いため、カブアンドでんきの料金体系が自身の電力使用状況に適しているかを慎重に検討することが重要です。
③解約金、違約金はないが、解約手続きの手間がかかる?
カブアンドでんきは、解約金や違約金が設定されていないため、比較的自由に契約を解除することが可能です。
しかし、解約に関しては手続きの手間がかかる可能性があるため、契約前に確認しておくべきポイントがあります。
- 契約期間の縛りはないため、違約金なしで解約可能
- 解約手続きは公式サイトまたはカスタマーサポートへの連絡が必要
- 解約完了までに時間がかかる場合があり、次の電力会社への切り替えタイミングに注意が必要
解約自体は可能ですが、切り替え手続きがスムーズに進まないケースもあるため、乗り換えを検討している場合は、早めに次の電力会社の契約手続きを進めることを推奨します。
高くなる電気代を抑える方法3選
電気料金の値上がりが続く中、毎月の電気代を抑えるためには、適切な対策を行うことが重要です。
特に、料金プランの見直し、省エネ家電の活用、太陽光発電や蓄電池の導入による自家消費の最大化など、効率的なエネルギー管理が求められます。
ここでは、電気代を効果的に抑える3つの方法について詳しく解説します。
①電気料金プランの見直しと最適な契約の選択
電力会社ごとにさまざまな料金プランが用意されており、自分のライフスタイルや電気の使い方に合ったプランを選ぶことが、電気代を削減する第一歩です。
電気料金プランの見直しポイント
- オール電化向けプランの活用
オール電化住宅の場合、深夜電力の単価が安くなるプランを利用することで、電気代の負担を大幅に抑えることが可能。
- 時間帯別プランの選択
電気の使用時間が一定であれば、昼間の料金が割安なプランや、夜間の電気料金が安くなるプランを選択することでコストを削減できる。
- 電力会社の乗り換えを検討
カブアンドでんきのような株引換券付きの電気プランではなく、実際に電気代が安くなるプランと比較し、総合的なコストパフォーマンスを確認することが重要。
例えば、オール電化住宅向けのプランでは、カブアンドでんきよりも大手電力会社のプランの方が安くなるケースが多いため、契約前に比較することが必要です。
②省エネ家電の導入とエネルギー管理の最適化
電気代を抑えるためには、使用する電力量自体を減らすことが重要です。
そのため、省エネ家電の導入やエネルギー管理の最適化を進めることで、無駄な電力消費を削減し、長期的なコスト削減につなげることができます。
省エネ家電の活用
省エネ性能の高い家電を導入することで、電気代の節約効果を大きく高めることが可能です。
LED照明の導入は、従来の白熱電球や蛍光灯と比較して消費電力が少なく、寿命も長いため、電気代の削減に直結します。
特に、家全体の照明をLEDに切り替えることで、年間の電気代を大幅に抑えることができます。
高効率エアコンの使用も効果的です。
最新の省エネ型エアコンは、従来のモデルに比べて電力消費を抑えながら快適な温度調整が可能であり、長時間使用する夏や冬の電気代を大幅に節約できます。
エネルギー管理の最適化
家電の使い方を工夫することで、無駄な電力消費を削減し、効率的に電力を活用できます。
スマートメーターやHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を活用すれば、家庭内の電力消費をリアルタイムで把握し、電力の使用時間を調整することが可能です。
特に、電気料金が高くなる時間帯を避けて家電を使用することで、無駄な電気代を抑えられます。
また、待機電力のカットも重要なポイントです。
電源を入れっぱなしにした家電は、使用していなくても電力を消費し続けています。
こまめに電源を切る習慣をつけることで、年間の電気代をさらに節約することができます。
省エネ家電を導入し、エネルギー管理を最適化することで、電気の使い方を見直し、長期的に電気代を削減することが可能です。
少しの工夫で電力消費を抑え、効率的なエネルギー利用を実現しましょう。
③太陽光発電・蓄電池の活用で自家消費を増やす
電気代を大幅に削減するための最も有効な方法の一つが、太陽光発電と蓄電池を活用し、自家消費を増やすことです。
太陽光発電のメリット
- 日中の発電を自家消費することで、電力会社からの買電量を削減
- 電気料金の変動に影響されず、自給自足の電力を確保
- 売電収入を得ることで、経済的なメリットも期待できる
蓄電池を導入するメリット
- 昼間の余剰電力を蓄電し、夜間に使用することで買電をさらに削減
- 停電時でも電力を確保できるため、非常用電源としても活用可能
- 電気代のピークシフトを行い、電気料金の安い時間帯に充電して高い時間帯に使用することでコストを最適化
例えば、太陽光発電を導入し、昼間の電力を自家消費するだけでも年間で約13万円の電気代削減が可能です。
さらに、蓄電池を併用すれば、夜間の買電も削減できるため、電気代のさらなる節約につながります。
電気代の見直しはご相談ください
カブアンドでんきは、電気料金の支払いに応じて株引換券がもらえるというユニークなサービスを提供しています。
しかし、電気代が本当にお得なのか、契約後に高くなるリスクはないのかを慎重に検討する必要があります。
カブアンドでんきの最大のメリットは、利用料金の1~2%分の株引換券がもらえる点ですが、燃料費調整額の上限がないため、電気代が想定以上に上がるリスクがあることや、オール電化住宅向けの専用プランがないため、電気代が割高になる可能性があることなど、注意すべき点も多くあります。
さらに、電気代の節約を考える際には、契約プランの見直しだけでなく、省エネ家電の導入、太陽光発電や蓄電池の活用による自家消費の最大化といった対策を併せて検討することが重要です。
岡山電力では、お客様のライフスタイルや電力使用状況に合わせた最適な電気料金プランの提案を行い、電気代の見直しをサポートしています。
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お客様にとって最も費用対効果の高いプランをご提案し、電気代の削減をサポートさせていただきます。
電気代の見直しを検討している方は、お気軽にお問い合わせください!